「人による」ところが面白いんです。
古典
旧漢字ばっかで書かれた古典の原文を見ても
私が理解できる範疇ではないので
現代版に訳されたやつを読み漁ってますが
「著者によって解釈が違う」のも面白い点ですよね。
「孫子の兵法」はまさにそうで
根本的な部分に
「戦わずして勝つこと」が前提とされてますが
その他の戦略における原文は
「これにはこれ!」という言及を
あえて避けた文で書かれてるので
人によって色んな解釈が出来てしまうのです。
結局、
「水のような無形でありなさい」が
どの本でも真理とされてるのは
状況は常に変わってるので
「常にこうするべきだ」とは言い切れませんよ
というのが古典だったりするんですね。
そのあやふやな部分は、
訳した著者さんの経験や解釈がモノを言う世界なので
いろんな角度から研究されてて、面白いんです。
様々なパターンと照らし合わせて読むことで
初めて生きるのが「古典」だと思ってます。
ビジネスも、人間関係も
「水の流れを作る作業」が一番大事なんでしょうね。きっと。
今のところ、
これが一番読みやすくて面白かったので
「古典とか難しそう」と
なかなか手を出せなかった方におすすめの1冊です。
まだまだ読み漁って、実践しまくるよ!(´∀`*)