忍者の兵法集です。
忍者はすごかった
黒装束で素早く動き、
手裏剣で敵を撃退する…
忍者に対するそんなイメージは、
すべてフィクションだった!
「忍者」という呼び名自体が
昭和三十年代に小説などを通じて定着したもので、
歴史的には「忍び」と呼ばれた。
最も大事な使命は、
敵方の情報を主君に伝えるため必ず生きて帰ること。
敵城に忍び込んで情報を得ることはもちろん、
日中は僧侶や旅人に化けて話を聞き出していた。
「酒、淫乱、博打で敵を利用せよ」「人の心の縛り方」など
忍術書の八十一の教えから、
忍者の本当の姿を克明に浮かび上がらせる。
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漫画や映画などの影響で
どうしても
「特殊戦術部隊」という印象が強い忍者ですが
実は、
生きて情報を持って帰らなければならないため
「生き抜くことに重点を置いた」兵法が、忍術だったのです
まあ、スパイの心得ですわな。
当時はケータイでメール出来ないですからねえ。 ←
敵陣にとっ捕まったら
それこそエライ目に遭わされますので
「生きて情報を本陣に持って行く」ところや
「捕まったときの忍の心得」などは
読んでてゾッとするほどの覚悟があります。
戦術や情報が命がけだった時代に記された書物は
現代でも充分に通じるところがあるので
読んでみてはいかがでしょう。
あらゆる忍術書から抜粋された
日本を代表するエージェントたちの心得集でございます。