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ふたつの局面の秩序を均衡させることが、偉大な政治家の神髄である by 『国際秩序』【書評】

投稿日:2018年1月23日 更新日:

 

こーゆー「考えさせられる本」が大好きです(´∀`*)

 

国際秩序

近代国際法の元となったのは、三十年戦争の講和条約であるヴェストファーレン条約。これが結ばれたのが1648年のこと。

この新しい条約によって、「ヨーロッパにおける秩序」が形成された。それ以降、大きな戦争が起きるたびに、「地域における秩序」は確立されてきた。

しかし、結局のところ、適用範囲が広がれば、「秩序」の考え方を変えてきたのがこれまでの歴史である。

冷戦時代の枠組みは、アメリカ、ヨーロッパ先進国、ソ連といった限られた地域の国々が参加して作られた制度であり、地球上のその他の地域は初めから除外されていた。

しかし、冷戦終結後、中国が台頭し、中東諸国がオイルマネーでさらに潤い、ブラジル、ベトナム、インドといった新興国が発言力を強め、アフリカ諸国もこれまで以上に国際社会でプレゼンスを高めている。ISや中国は、現在の国際秩序に真っ向から異議を唱えている。

この「真にグローバル化した」国際環境において、どのような「国際秩序」が作られるべきか? いま最もホットな話題に、キッシンジャーが挑む。

by Amazon

一言に「国際秩序」と言っても、その土地土地に「秩序」が存在してるので

これをまとめあげるのは相当難しいですよね。

 

「秩序」にはその地域の人達が辿ってきた歴史も背景にあるので、

かたや「武力で征服」することが国際秩序だとの国もあれば「信仰」による統一が国際秩序だと言う国もあります。

ニュースでテロ事件とかを見るたびに「仲良くすればええのに(´・ω・`)」と単純に思ってしまいますが

なかなかそうはいきませんね。

 

どちらにしろ、自国ですらまともに統治できない国が権力を握ったところで「秩序」は無理ですし

国民を豊かに出来ない国に発展は無理な話なのは明らかです。

その点で見れば「幸せな国ランキング」にいつも登場するブータンやデンマークは秩序に成功してると言えますね。

 

なぜ、国際秩序が保たれないのか

国際秩序を保つにはどうすればいいのかを熟考するのにベストな1冊です。

 

  • 序章 世界秩序という問題
  • 第1章 ヨーロッパ――多元主義的な国際秩序
  • 第2章 ヨーロッパのバランス・オブ・パワー・システムと、その終焉
  • 第3章 イスラム主義と中東――無秩序の世界
  • 第4章 アメリカとイラン――秩序への取り組みの違い
  • 第5章 アジアの多様性
  • 第6章 アジアの秩序に向けて――対決か協調か?
  • 第7章 「すべての人類のために行動する」――アメリカとその秩序の概念
  • 第8章 アメリカ――矛盾をはらんだ超大国
  • 第9章 テクノロジー、均衡、人道的良心
  • 結論 私たちの時代の世界秩序は?

 

各地の正義をフラット化するには

国際的な秩序が作られてきた過去から学ぶことが大事ですね。

 

 


長い時間はかかると思います。

こーゆー本をたくさん出版して、いろんな人が読むようになればまた「国際秩序」も変わると思いますしね。

 

良著でした。おすすめ!

 

 

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