
これはすさまじい。
五輪書 わが道をひらく
常勝無敗の人生哲学の書。「道をきわめるための自己鍛練」「的確な状況判断」「活路をひらく極意」「相手との対しかた」―ビジネス書としても読みつがれてきた、いま、再読すべき不朽の名著。
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剣豪として名を遺す「宮本武蔵」が書き記した「剣術の奥義」をまとめたとされる兵法書です。
こーゆー有名な古典は現代人にも通ずるところがあるのが凄いところですよね。
いろんな古典の例に漏れずさまざまな編訳書が出てますが、本書が一番読みやすいと思います。
読めばわかりますが、「勝つために」というゴールを目指して最短ルートをとるという、非常に合理的な考え方を持った剣術家です。
そりゃそうですよね。武士は「負け=死」に直接繋がるわけですから。
絶対に勝たなくてはいけない時代だったのです。
「孫子の兵法」と似たところもありますが、大きな違いはやはり「戦士の目線」ってところじゃないでしょうか。
孫子兵法はどちらかと言えば「軍師目線」だったりしますからねえ。
宮本武蔵が悟った、「相手に勝つために」徹底的にこだわった哲学の詰まった1冊です。
完全にアウトな殺人剣ではありますが(←)、ビジネス書としても名高い理由がよく解ります。
モチベーションの向上に、ぜひ。