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戦争で見る、人類の精神史― 『逆転の大戦争史』【書評】

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なるほど。

 

逆転の大戦争史

ペリーによって砲艦外交の屈辱を嘗めた日本は西周(にし・あまね)が、「侵略は善」たる「旧世界秩序」を学ぶ。朝鮮を併合した日本にしかし、満州国は認められなかった。一九二八年に世界は大きく変わっていたのだった。「旧世界秩序」。戦争は合法、政治の一手段。戦争であれば領土の略奪、殺人、凌辱も罪に問われない。しかし、経済封鎖は違法。「新世界秩序」。戦争は非合法。侵略は認められない。経済封鎖と「仲間外れ」によって無法者の国を抑止する。が、どんな失敗国家も侵略されず内戦の時代に。「パリ不戦条約」という忘れられた国際条約から鮮やかに世界史の分水嶺が浮かび上がってくる。

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タイトルからして「負けそうな戦争に逆転して勝った国はどんな戦略をとったのか?」みたいな本なのかな~と思いきや、これはどちらかと言うと戦争の精神史ですね。

旧世界秩序(力は正義だ!的な戦争合法論)から新世界秩序(自衛以外の戦争、侵略戦争は犯罪ですよ)、そしてそもそも戦争ってもう儲からないし意味ねーよな。ってなっていく思考の逆転地点では何があったのか?がよくわかる1冊です。

時代が変われば、戦争の価値観も変わって来るのです。

 

最近は「戦争モノ」に興味が湧いてきていろいろと読み漁ってますが、本書もなかなかおもしろい視点でした。

歴史の流れと人々の精神を「戦争」で見て行くのは斬新ですね。

 

「人間って本当に自分の都合の良いように理由を付けるんだな」という卑しい部分も垣間見れるので()、心理学や行動経済学の視点から見てもおもしろいと思います。

おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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