
「ほほ~」ってなった。
ウォール街の物理学者
「証券取引所だってカジノみたいなもの」
確率論とギャンブルを愛する男による世界初の株価予測モデルが20世紀半ばに発見された。
以降、値動きを粒子の動きに見立てたり、確率分布グラフにしたり、物理学者たちは金融市場の攻略に切磋琢磨する。
カオス理論、複雑系、アルゴリズムなどの知識をもつ理系〈クオンツ〉は金融界で莫大な利益を生むのだが……。
投資必勝法に挑む天才たちの群像と金融史を精細に描く。by Amazon
無関係に見えるものでも、ある法則で結びつけることで「なにか」が見えるんだな~と思った1冊です。
金融と物理学って一見関係なさそうに見えますもんね。
株式市場は特に、長い歴史の中でも「読めない」世界です。
そこに「法則の王者」とも言える物理学者が本気になって参戦しました!というドラマチックなノンフィクションですね。
「読み物」として普通におもしろいので投資家さんにはおすすめですが、投資しない人にはもちろん意味不明です。 ←
「そんな結び付け方があるのか!なるほど!」ってなるポイントばかりで、刺激になる1冊でした。
投資家としての哲学をより強力にしてくれる良著でした。
おヒマつぶしに、ぜひ。