
火車
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。
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謎がつながっていく快感がクセになる作品です。
まさに「活字」であることを最大限に生かした推理ミステリー小説!って感じですね。
そんな「謎が少しずつ明らかになって行く」快感が気持ち良くてどんどん読み進めていくと、いつの間にかどっぷり浸かってる世界観…。
1人の女性の哀しく壮絶な物語が、そこにあったのです。
これはすごい作品ですね~。よく作り込まれてます。
そしてなにより、終わり方が良い!
ラストで思わず天を仰いでしまいました。
おすすめです。読んだことない方は、ぜひ。