【小説】熊谷達也 さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】胸にジーンとくる動物もの―『相克の森』

投稿日:2020年5月2日 更新日:

 

これは良い物語。

 

相克の森

「山は半分殺してちょうどいい―」現代の狩人であるマタギを取材していた編集者・美佐子は動物写真家の吉本から教えられたその言葉に衝撃を受ける。山を殺すとは何を意味するのか?人間はなぜ他の生き物を殺すのか?果たして自然との真の共生とは可能なのか―。

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泣きそうになりました。

これは良い物語ですね~!

人間と自然の共存を考えさせられる作品です。

 

確かに、人間のエゴで自然を壊してもいいのか?ってのは難しい問題だと思うんですよ。

私たちも、寝てるところにクマが襲い掛かってきたら安心して生活できませんから。

しかし、そんなことはクマにしてみれば知ったことではなく、むしろクマも命を狙われたりして迷惑な話でしかないんですね。

自然の動物たちだって、必死に懸命に生きているのです。

 

山で狩猟生活をする「マタギ」、そこに問題点を講義する動物愛護団体、その確執を社会に訴えるジャーナリスト。

まさにアンダーグラウンドな問題が浮き彫りになってるような話でした。

 

もちろんそれだけではなく、一人の女性ライターの人生を軸に物語が展開していくので、作品としておもしろいですね。

仕事、恋愛に悩みながらも前を向いて歩いて行く…といったストーリーですが、マタギの文化に触れて、少しずつ「自然との共存」について考えていくようになります。

 

最後の「マタギ」たちと実際に行く「クマ狩り」は必見ですね!

胸にジーンとくる、良い物語でした。

 

おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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