
良いですね~!
銀花の蔵
絵描きの父と料理上手の母と暮らす銀花は、一家で父親の実家へ移り住むことに。そこは、座敷童が出るという言い伝えの残る、歴史ある醤油蔵だった。家族を襲う数々の苦難と一族の秘められた過去に対峙しながら、昭和から平成へ、少女は自分の道を歩き出す。
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ほんと天才だなこの人!( ´゚д゚`)
少し前に「冬雷」を読んでこの作家さんを知ってからアホみたいに他の作品を読み漁ってますが、漏れなく全部おもしろい!
今作ももちろん、ド安定に一気読み必至のストーリーでした。
いや~、やっぱり遠田潤子さんの「読者の感情を揺さぶる技術」は本当にすごいなと。
物語の設定と文章力が抜群に素晴らしいんですよね。
毎回毎回、「よくこんな物語を思いつくよな~」と感心しております。
今作も、これまた絶妙な人間関係が織り成す「胸が苦しくなる展開」にヤラれましたよ。
異質で、繊細で、切ない、ワケあり家族の物語です。
今回もプロローグの時点で一気に持って行かれました。 ←
超絶におすすめです。おヒマつぶしに、ぜひ。