【小説】ドン・ウィンズロウ さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】シブくて哀しい殺し屋の復讐劇―『フランキー・マシーンの冬』

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これまた新境地。

 

フランキー・マシーンの冬

フランク・マシアーノはマフィアの世界から足を洗ったつもりだった。地元サンディエゴで釣り餌店をはじめ複数のビジネスを営むかたわら、元妻と娘、恋人の間を忙しく立ち回り、“紳士の時間”にはサーフィンを楽しむ62歳の元殺し屋。だが“餌店のフランク”としての彼の平和な日々は、冬のある一日に突然終わりを告げる。過去の何者かが、かつて“フランキー・マシーン”と呼ばれた凄腕の存在を消し去ろうとしていた―。

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最近はドン・ウィンズロウ氏の作品にハマっております。

 

とりあえず目に入った作品を片っぱしから購入して読み漁ってますが、これまたヤバイ作品に出会ってしまいましたよ!

え?なにこの人。天才? ←

 

ということで第5弾目は「フランキー・マシーンの冬」です。

これもなかなか読み応えのある物語でございました。

 

さくっとレビューします!

 

過去になにが…!?

これぞミステリーをミステリーたらしめる、1つのエンタメ要素なんですよね~!

 

作品の内容としては

  • 引退した殺し屋が静かに毎日を過ごしてた
  • が、突然命を狙われることに…
  • 過去を思い出しながら、真相を追う

という、一種のクライムノベルですかね。

 

正体不明・原因不明の敵に追われながら「おれを怨んでるのはどいつだ!?」と過去を振り返るのだが…

ここで明かされる「そんなことが!?」ってゆー大どんでん返しがやっぱりおもしろい!

 

話のテンポも良く、展開も刺激的なので、この要素だけでも最後まで楽しめましたね。

 

いちいち主人公がカッコイイ

これがもう本当にどうしようもない。 ←

主人公であるフランク・マシアーノが渋くて超カッコイイんですよね~!

とにかくダンディで、ジェントルマン。しかもジョークのセンス抜群。

 

なんかいつも思うんですけど、なんで海外の作家さんはこーゆー気の利いた男性像を作り出すのが上手いんでしょうねえ。

仲間や女性のお相手はもちろん、敵のいなし方とかなんてもう超絶にカッコイイ。

 

「伝説の殺し屋」と名を馳せる通り、伝説の数々がこれまたデンジャラス感が満載で。

また過去を思い出してるフランキーに漂う「男の哀愁」みたいなものも渋くて。

「危険な男」と言うのは、いつの時代もモテるものなんですね。

 

さて、おれは早速コーラにメントスでもぶち込んでやるかな。

 

ラストが良い!

そんな、常に「命の危険」に脅かされ、ハラハラドキドキでスリル満点のストーリーなのですが…

迎えるラストがめっちゃくちゃ良いんですよね~!

もう最後らへんなんて一気読み必至ですよ。

 

ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、これまた予想外な展開でした。

本当にこの「ラストへの持って行き方」を流れるように進むストーリー展開が素晴らしいなと。

 

このラストで「良い物語だったな~」と余韻を残してくれるのが、ドン作品の良いところなんですよね~!

 

まとめ

ということで、本作も読み応えのある作品でございましたよ!

 

私は正直、海外のノベルスはあんまり刺さったことがないのですが、ドン・ウィンズロウ氏の小説はやっぱりおもしろいですね~!

なんでしょうねえ、これ。通訳の仕方なのか、単純に物語の構成なのか原因はわかりませんが。 ←

 

渋くてカッコイイ、元殺し屋の哀愁漂う復讐劇です。

じっくり楽しめるので、おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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