【小説】岸田るり子 さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】むちゃくちゃ引き込まれた泣ける恋愛ミステリー―『白椿はなぜ散った』

投稿日:2020年7月24日 更新日:

 

よく出来てます。

 

白椿はなぜ散った

幼稚園で出会った美少女・万里枝に心を奪われ、二人は永遠の絆で結ばれていると確信する望川貴。小中高と同じ学校で過ごし、大学でも同じ創作サークルへ入会するが、そこで出会った大財閥の御曹司が万里枝に急接近する。貴は二人の仲を裂くべく一計を案じ、驚くほどの美貌を誇る異父兄・木村晴彦に、万里枝を誘惑するよう依頼した。それは悲劇の始まりだった。

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たまに読みたくなるんですよね。恋愛もの。

独身万歳!(´∀`*)(?)

 

まあ、正直そこまで期待はしてませんでしたが、うっかり引き込まれてしまいました。笑

良作ですよこれは。

 

さくっとレビューします!

 

引きが凄い!

なんと言ってもこれ。

謎に満ちたストーリーの引き!これが凄いのです。

 

こーゆー「過去になにがあったのか?」的な要素はやっぱり一番引き込まれますね~。

 

なぜ、万里枝は自殺したのか?

この1点の引きがかなり強力です。

万里枝の過去を追って行くのと同時に、とある殺人事件の犯人も追うのですが、それはもうどうでもいいわ。 ←

 

まあ、その殺人事件を追っていくたびに、万里枝の過去が少しずつ暴かれていくんですけどね。

もう途中から殺人事件の犯人に興味はなくなってましたてへぺろ。

 

自殺した万里枝に想いを寄せていた望川貴の一途な想いが生んだ、悲劇の内容とは―?

この1点が強烈に見どころです。

 

展開が凄い

そしてこれ。物語の展開が上手過ぎる。

「えっ?なにそれどーゆーこと!?」が乱発します。

読者の心にフックをかけるのが本当に上手い!

続きが気になりまくります。

 

まあね、そもそも最初の方から少しずつ望川貴の危なさが匂ってくるわけですよ。

万里枝の髪の毛を集めてみたり、「マリエ」と名付けた植物と会話してみたりね…。

 

そうなんです。

「一途な想い」を通り越して若干異常者の域に達して行ってるのです!(´∀`*)ヤベーナオイ!

 

そんなまあまあ危ない男だから、「自殺した万里枝」の過去展開に破壊力が増すんですよね~!

 

予想だにしないラスト

もうこれ途中から謎が生まれすぎて、「どうオチつけるんだこれ?( ´゚д゚`)」と思いながら読んでました。

そして、このラストですよ。

まさか泣ける展開に持って行くとは思ってませんでしたね~!これはヤラレタ。

このラストの「万里枝が自殺の直前に書いた手紙が貴に渡される」あたりの盛り上がりなんてもうニヤニヤしながら読んでました。笑

 

なので、オチは「えー!そうだったん!?」という驚きよりかは、ただただ切なくて悲しくなる結末でしたね。

 

切ないし悲しいけど、この彼らの気持ちはわかるんですよね~!

一途な想いは、なにも絶対に幸せな結末に繋がる!とは限らないわけですから。

 

すれ違いの純情ですよ。歳がバレるぞ

 

まとめ

久しぶりに思いっきり引き込まれた恋愛ミステリーでした。

女性もさることながらですが、私は男性にもおすすめしたいですね。

なんかね~、こーゆー「恋愛下手あるある」は共感できる部分があるんですよ。笑

 

そしてその恋愛ミステリーを堪能したあとにタイトルを見ると、「ああ!そーゆーこと!」ってなるんですよね。

 

この作者、上手いです。なにもかもが。 ←

一気読み必至です。おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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