さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】人が死ぬウイルスもヤバイけど、このウイルスもヤバイな―『エレクトス・ウイルス』

投稿日:

 

この時期ならでは。 ←

 

エレクトス・ウイルス

アフリカ有数の環境保全区・クルーガー国立公園内で保護されていたゾウが一夜にして形態変化を遂げる。
四本の牙を持つ異形の姿は、中新世期に栄えた長鼻類「ゴンフォテリウム」そのものだった。
血液を分析した結果、エボラ熱に匹敵する新種のウイルスが検出される。
この病菌が感染した個体に<退化>を促進させたことは明らかだったが、突発的な先祖返りの謎を解く手がかりまでは発見できなかった。
WHOはクルーガー国立公園を緊急閉鎖。
だが、退化ウイルスの感染は予想をはるかに上回るスピードで拡大し、ネズミやトリ、植物までもが太古の姿へ形態を変化させていく。
事態を重く見たWHOの感染症対策本部のステファン・ゴードンは、生物学者の部下ルーカス・カルヴァーリョと古生物学者アンナ・ムニエを現地に派遣する。
2人はウイルスのゼロ地点と思われるバイオセーフティレベル4の研究所を発見。
さらに彼らは、研究所の警備員が先史時代の人類――「ホモ・エレクトス」に退化していたという衝撃の事実に直面する。
すでにヒトへの感染が始まっていたのだ。
時を同じくして、古生物と化した数多の動植物が世界各地で目撃されるようになり、退化ウイルスの情報が拡散。
同時に、ウイルス感染も世界規模へと拡大していく――。

by Amazon

フランス発のバイオSFパニックものです。

 

私自身、あんまりパニックものは読まないのですが、これはおもしろかったですね~!

さくっとレビューします!

 

なかなか斬新な発想

さて、この「エレクトス・ウイルス」

人がうっかり感染してしまえば、瞬く間に「猿人」へと退化してしまうのです!

この設定が今までありそうでなかった斬新な発想でおもしろかったですね~!

 

それもそれでなかなかの大事件ですが、このウイルスはなんと他の動物や植物にも効果を発揮してしまうのです。

と言うことは、農作物や家畜が今まで通りには育たなくなり、人類は食糧危機に陥ってしまうんですね~。

しかもなかなかの感染力!はい。絵に描いたようなパニックですね!(´∀`*)

 

まあ正直、「猿人になるくらいええやん」とちょっと思ってしまいましたが()、よくよく考えてみたらこれはこれで困りますよねえ。

「退化する」と言うことは「またレベル1からやり直しするRPG」みたいなものですから。ゲーム脳

 

理解しやすいストーリー

これは本当にポイント高い。

登場人物もややこしくなく、難しい話でもないので、純粋にパニックものを楽しめる内容となっております!

 

だいたい世に出てる小説の半分くらいは、話が小難しいんですよね。ディス

ストーリーうんぬんの前に、読むのがめんどくさくなってブックオフへGO!なんてザラなんです。

結局、本書くらいわかりやすくてシンプルな方が物語を楽しめるんですよね。

 

恋人が感染…

そして、やっぱりこの作品の一番の見どころはこれ。

なんと主人公の愛する恋人が感染してしまうのです!

 

この手の話はやっぱり、「ホモ・エレクトスは人間か?」ってところだと思うんですよ。

いくら退化したとは言え人間の祖先でもあり、そもそも感染する前は立派なホモサピエンスだったわけですから。

 

しかし、言葉も通じなければ道徳も通じない狂暴な動物へと退化した人たちをいつまでも外に出しておくわけにもいかないので、政府や機関は猿人たちを収容所に捕えておくんですよね。

これがね~、なんとも切ない。

 

それでも、主人公の努力で恋人も少しずつ人間だった頃の記憶だったり感情だったり言葉だったりを思い出していくんですよ。

が、しかし…

 

続きは本書で。 ←

 

まとめ

珍しくパニックものにハマった1冊です。

やはりただのパニックの要素だけではなく、恋愛だったり人類の歴史の話だったりがふんだんに織り込まれてるのがまた良いんでしょうね。

「人類の起源」とかゆー話はもう私、大好物ですから!(´∀`*)

 

エレクトス・ウイルスの全貌とは!?そして、人類はどう戦うのか―

上下巻ありますが、意外とさくさく読めたので一気読みもおすすめです。

 

おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

Follow me!

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-さくっと「小説・ノベルズ」

執筆者: