【小説】ドン・ウィンズロウ さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】ジョークが効いててクスッとくる誘拐劇―『失踪』

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珍しめのハードボイルド!って感じ。

 

失踪

アメリカ中西部の平穏な町で、5歳の少女ヘイリーが失踪した。事件を担当する刑事デッカーは奔走するが、未解決のまま3週間が過ぎた。誰もが絶望する中、第2の事件が起きる―。責任を感じたデッカーは、すべてをなげうち、少女を捜し出すべくアメリカ中を訪ね歩く。わずかな手がかりをたぐり、彼が辿りついたのは、大都市ニューヨークだった…。孤独な刑事の執念の捜査を精緻に描く、円熟のサスペンス。

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ドン・ウィンズロウ節が炸裂する1冊です。

私の中でドン・ウィンズロウと言えばやっぱりこれなんですよね!ジョークの効いた世界観!

誘拐劇なのに!(´∀`*) ←

 

さくっと見どころをレビューします!

 

ジョークの効いた世界観

本には「サスペンス」とありますが、サスペンス感は全然ありません。

むしろ、読者を笑かそうとしてますよね? ←

ということで、今作もドン・ウィンズロウ氏お得意のジョークの効いた1冊となっております!

 

特に、この作家さんの描き出す「男性像」ってのが相変わらずカッコ良い!

「粋で、クールで、三枚目」なアメリカンハードボイルド!って感じで、憧れるんですよね~!

 

物語自体は「誘拐の多いアメリカならでは」と言ったシリアスな内容で笑えないはずの作品なんですけどね。

いかんせん主人公のぶっ飛んだ行動がちょいちょいおもしろいので。笑

 

サスペンス特有のハラハラ感を楽しみたい人にはおすすめできません\(^o^)/

 

どんどんおもしろくなってくる

とは言え、元にあるのはミステリー。

どんどんおもしろくなってくるストーリー展開はさすがです。

 

主人公たちの物語に加え、誘拐された少女の物語も同時に進行していくのがまた良いんですよね!

「ああ!ニアミス!」みたいな、あのじれったさ。 ←

 

話が進んでいくにも、「何か得体の知れない謎」が常にチラついてるので、続きがむちゃくちゃ気になるんですよ。

 

もちろん最後には、ラストにふさわしい読者を驚かせる大どんでん返しが用意されております。

「お前もかい!( ´゚д゚`)」とついついボヤいてしまった作品でございます。

 

不屈の闘志

個人的におもしろかったポイントはこれ。

主人公の、異常なほどのあきらめの悪さ。 ←

 

もちろん、すごいことだと思うんですよ。

誘拐された少女を救うべく、どんなに危険な目に遭っても、どんな悲惨な事態に陥っても、命の危険があってもあきらめない、不屈の精神。

 

…とは言え、あきらめ悪すぎて笑ってしまった。 ←

これはもうね。感動するレベルですよ。

 

それでも、どんな状況になっても不屈の精神機転の利いたジョークでその場をしのいでいく主人公の姿は、やっぱりカッコイイな~!って感じますね。

 

まとめ

ついつい読んでしまうハードボイルド!って感じですね。

 

サスペンスのハラハラ感こそないものの、それを登場キャラの魅力とストーリー展開で補ってるってイメージですかね。

このスタイルは初めて読みましたが、これはこれで全然アリですね。

 

読み応えがあっておもしろかったです。

おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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