さくっと「ノンフィクション・歴史」

【書評】テクノロジーに仕事を奪われるのは自然の摂理です―『テクノロジーの世界経済史』

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おもしろい!

 

テクノロジーの世界経済史

テクノロジーは、人間を幸福にしてきたか?21世紀のラッダイトは、ポピュリズムに走る!AIによって人間の仕事の半分が消える―オックスフォード大学の衝撃レポート「雇用の未来」の共著者が描く人間vsテクノロジーの過去と未来。

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テクノロジーの発展と、そのテクノロジーによって仕事がなくなった人たちを追った歴史書です。

世の中が便利になるのは嬉しいことですが、いつの時代もそれによって不幸になる人ももちろんいるんですよね。

 

本書はそんな「便利なモノ」と「可哀そうな人たち」の歴史を、550ページ以上に渡ってお送りする1冊です。

みんな仕事を奪われて困ってます。えらいこっちゃね!(´∀`*)性格悪いな

 

なかなかのボリュームですが、まだまだ読み足りないほどの内容の濃さでございました!

久しぶりの良著です。さくっと見どころをレビューします!

 

ビルゲイツのパラドックス

「ビル・ゲイツは二〇一二年に『イノベーションがこれまでにないペースで次々に出現しているというのに‥…アメリカ人は将来についてますます悲観的になっている』と指摘し、これは現代のパラドックスだと語った。(本書序章から)

これが全てですね。

世の中がどんどん便利になってるのに、そのことを嘆き悲しむ人がいるわけです。

なぜかって?仕事を奪われるからさ!(´∀`*)

 

AI技術の驚異的な進歩によって「仕事を奪われる!」なんて話をよく耳にするようになってきましたが、なにもこれ、最近になって始まったことでもないんですよね。

人類はずーっと同じことを言って来てるのです。

 

しかしながら歴史を振り返ってみると、テクノロジーの発展によって不幸になった人よりも、幸せになった人の方が多いんですね。

世の中が便利になるし、なにより新しいテクノロジーは、また新しい雇用を生み出すわけですから。

そのことに気付かされるのが、本書の1番のポイントじゃないかと。

 

テクノロジーの進歩は止められません。

世の中がどんどん便利になって生活が楽になった方が、人類にとっては良いことじゃないですか。

そのことは、歴史を振り返ってみれば理解できることなんですよね。

 

なのに、未だに「仕事を奪われる!テクノロジーを発展させるな!」ってやってる人たちがいるのがね。

もうなんか恥ずかしいっすよ。 ←

 

テクノロジーの発展によって仕事を奪われるなんて、もはや自然の摂理です。

確かに困る人も出てきますが、「世の中便利になった!ありがとう!(´∀`*)」って人もたくさん出て来るわけですから。

いい加減、そのことに気付いた方がいいですね。

 

雇用がなくなった人たち

これもまた勉強になるところでしたね。

「雇用がなくなった人たちはどうするの?」ってことです。

 

いくら幸せになる人が多いとは言っても、不幸になる人を無視することは出来ませんから。

中には「仕事を奪われて反乱を起こす」なんて過激な人たちもいますが()、まあ現代でそれやったらいい迷惑ですわな。 ←

 

こればっかりはね、もう「自分で準備する」以外に方法はない気がするんですよね。

だって、仕事を奪われるなんて誰にでも起こりえることですから。

 

なので、「テクノロジーに仕事を奪われるのは自然の摂理」だと理解できない人は、いつの時代も困る事になるんですよねえ。

今の仕事がずーっとあるわけないと思ってる人じゃないと、この先は生きていけないのです。

 

新しいスキルを獲得するなり、新しいテクノロジーを使ったなにかを作るアイデアなり、時代の流れに危機感を持って生きた方が良いですね。

本書を読めば、そうしなかった人たちがどれだけ切羽詰まるかが、よくわかります。 ←

 

歴史はエンターテイメントだ

「へー!」が炸裂しまくる良著です。

知らなかったことを発見する。これほどワクワクして興奮して楽しいことはないんじゃないですか。

 

今、いろんなものがあることを当たり前だと思ってますが、その便利なモノにももちろん歴史があるんですよね~。

本書の隠れたポイントは、まさにこれかなと。

 

「テクノロジーの発展」について深く考えさせられるのは、こうした新しい発見があるからなんですよね。

 

人類の歴史は、英知の歴史です。

そんな人類が達してきた偉業をとくと楽しめるのが最高でございました。

 

歴史はエンターテイメントですよ。ほんとに。

 

まとめ

考え方が変わる1冊です。

「テクノロジーの発展は困る!今すぐ研究開発をやめろ!」というスタンスは、そろそろ変えた方が良いんですよね。

 

私たち人類は、どんな時代を生きてきて、どんな失敗をしてきたのか?

 

勉強になっておもしろい1冊でした。

おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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