さくっと「ノンフィクション・歴史」

【書評】ワクチンの歩んできた道のりがダークすぎる( ´゚д゚`)―『ワクチン・レース』

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エライ話やでえ。

 

ワクチン・レース

予想される大流行は目前に迫っている.切り札は間に合うのか
60年代米国の風疹を巡る真実を関係者の証言から描き,知られざる人々に光を当てる,人類vs感染症の成功譚
“あるもの”で作られたいくつものワクチンが,世界中で何億という人々を病から守ってきた.その多くは就学前の子どもたちだ
人類に大きく貢献しているワクチン.その開発を可能にした科学の大躍進と,ひと癖もふた癖もある登場人物を,丹念に取材.そのスケールから「まるで叙事詩」と評された,ワクチン開発に挑んだ多士済々を鮮やかに描く医科学ノンフィクション.

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エライ話やでえ!( ´゚д゚`)二回目

最近は感染症とかワクチンとかの話に興味津々なので買って読んでみましたが、これがなかなかのダークっぷりでございました。

 

さくっと見どころをレビューします!

 

結局、人体が一番早いのよ

普段から薄々感づいてたことが確信に変わりました。

動物実験やら倫理的な問題やらいろいろあるだろうけど、結局ワクチン作るなら人の体で試すのが一番早いってことがよくわかります。

 

今では考えられないことですが、1900年代なんかは普通に

  • 堕児を使った実験
  • 知的障害を持つ子供たちに出来上がったワクチンを飲ませてみる
  • 出産時に胎盤を回収、培養地に

なんてことが行われておりました。ダークやな。

 

しかし、この「人間そのもの」で試した実験があるからこそ、医学の成長を加速させたのです。

 

まあ、そりゃそうですよね。

いくらネズミや猿で実験したところで100%はわからないし、それだけ時間がかかるわけですから。

 

本書ではそんな人体の一部を使った実験の様子なんかをたんたんと語っていくわけですが、これがまたね。

なかなかのダークっぷりなんですよ。

 

しかしもちろん、そんな闇な歴史があるからこそ、今の医学が発達してるんですけどね!フォロー

 

ヘイフリックの狂気に満ちた熱狂っぷり

本書の主人公(?)は、生物学や細胞学、解剖学や遺伝学などなどあらゆる分野で功績を遺した学者、レオナルド・ヘイフリック氏です。

本書は彼の半生や感染症との戦い、またワクチンの利権争いなんかが中心になってるのですが、これがまたスゴイんですよ。

 

なにが凄いって、細胞に対する愛。

まあ、「愛」って言っていいのかわからんけどなんやねんとにかく物凄い熱狂っぷりです。

 

だからこその功績の数々なんだろうとは思いますが、細胞に対する愛は狂気じみたものをひしひしと感じますね。

サイコです。 ←

 

そして、ワクチンの戦いは色を変えて行く

本書はそんな「感染症との戦い」を描いてるわけですが、途中からまた違った色の戦いに展開していきます。

それは「倫理的な問題」や、「ワクチンの利権争い」ですね。

 

いくら中絶した胎児とは言え、実験に使うのはどうなのよ( ´゚д゚`)ってね。

まあ、そうなるわな。 ←

アメリカは特に、クリスチャンの多い国ですから。

 

でも、ここらへんの規制が入ってこなかったら、今の医学はもっと先まで進んでいたんじゃないかな?とも思うんですよ。

さっきも言った通り、動物実験するより早いですからねえ。

 

ここら辺の話も、読んでて考えさせられる部分でしたね~。

 

まとめ

ダークです。

こればっか言ってますが()、本当にこれしか言いようがないくらい闇のインパクトが強いんですよ。

 

爽やかな医学のお話が読みたい!って方には胸を張って言えますね。

これは絶対に読んではいけません!(´∀`*) ←

 

ワクチンの製造法、知られざる歴史などなど刺激に溢れた1冊でございました。

おもしろかったです。おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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