
人類ってすごい。
コンピューターは人のように話せるか?
人間の会話は超弩級の離れ業だった!声の進化からAIの会話まで、科学・社会・文化・政治など多彩な角度から「話す」ことの本質を探る画期的な声の本。
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「コンピューターは人のように話せるか?」
結果として、この手の本は最後に「無理です\(^o^)/」ってなるのがオチですが()、それでもおもしろい「声」に関するあれこれです。
さくっと見どころをレビューします!
長い歴史の賜物
「そんなつもりじゃなかったんです(´・ω・`)」って進化をとげた耳の話がめっさおもしろい。笑
耳は会話をするために進化したと思われがちですが、実は違うんですよね。
- 堅い木の実を食べなきゃ!
- 噛み砕くために奥歯を生やさなきゃ!
- あれ?なんか耳らへんに小骨が現れて耳の性能が発達したよ?
って感じらしいです。人類の奇跡だね!(´∀`*)
私たちは普段、声や文字などを使ってコミュニケーションをとってますが、これって本当に凄いことなんですよ。
なんせ、「会話をする」というゴールなんて無しに進化してきてるわけですから。
テキトーに進化してきたら、なんか知らんけど相手の感情とか細かいことまで会話で察することが出来るようになったよ!ってことですね。
料理にしてもそうですよね。
「麻婆豆腐をつくるぞ!」という明確なゴールがあったわけじゃなく、「豆腐にこれとこれ入れてみた」みたいな遊びが進化したものですから。
人類なんてそんなもんですよ。 ←
で、コンピューターに出来るの?
できません\(^o^)/
もちろん、「今は」ってことですけどね。
人類の進化って本当に、「奇跡の連続」なんですよ。
「そんなつもりじゃなかったけど、気が付いたらすごいことになってた」ってことばっかりですから。
そんな人類の進化を事細かに分析しながら見て行けば、納得なんですよね。
私たちの長い歴史が生んだ賜物は、そうそう真似できるものではないのです。
って話がおもしろい1冊です。 ←
まとめ
雑学だらけでおもしろい発見がありまくりでした。
前半はがっつり「人類史」、後半は「テクノロジー系」という一石二鳥のスタイルで楽しめたのも良かったですね。
やっぱりこーゆー「知識系」の本が一番おもしろいかもしれない。笑
おヒマつぶしに最適です。 ←