さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】愛に狂った殺人鬼がヤバすぎる―『つけ狙う者』

投稿日:2020年12月31日 更新日:

 

このハラハラ感。

 

つけ狙う者

国家警察の警部ヨーナ・リンナが姿を消してから8カ月―彼の後任となったのは、臨月間近のマルゴット・シルヴェルマン。いま彼女が担当しているのは、独身女性の連続惨殺事件だ。どの被害者も残酷なまでに顔面を傷つけられていたのみならず、犯人は、犯行の直前に被害者の姿が映った映像を警察に送りつけていた。目撃者もなく、被害者どうしの接点や共通点もないなか、警察は過去の犯罪歴から強迫的な執着を持つ性犯罪者の洗い出しを進めるが、容疑者らしき人物は浮かんでいなかった…。

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これはおもしろかったですね~!

ストーキング連続殺人犯を追う、ミステリーサスペンスです。

 

さくっと見どころをレビューします!

 

このハラハラ感

やっぱりこれでしょうね。

シリアルキラーが徐々に迫って来る緊張感にハラハラします。

このあたりの描写が本当にむちゃくちゃ上手い!スリリング!

 

この犯人は女性だけを狙うのですが、これがまたね。

殺害予告から殺害方法まで、徹底して残忍なんですよ。

 

  • まず、窓の外からターゲットを盗み撮りする
  • YouTubeにアップする
  • そのあと、建物に侵入して顔面をメッタ刺し

という、サイコパスを地でいく性格をしております。

やっぱり、こんな精神に異常をきたした人間の犯行は、ホラーにはない不気味な怖さがありますね。

 

このあたりの描写が本当に上手いので、久しぶりに手に汗握りましたよ。汗

逃げたくても逃げられない、目的が「殺害のみ」という冷徹な殺人鬼に狙われる恐怖を味わえる1冊となっております。

非常にスリリングでございました。

 

まあ、そんなものあんま味わいたくねーけd

 

被害者に共通するものとは?

そしてもう1つの見どころは、このミステリー要素ですね。

これは犯人が誰なのかまったく予想がつかない、謎が謎を呼ぶ事件なのです。

 

もちろん、警察は警察で犯人捜しに血眼になるわけですよ。

しかしそこには、犯人像がまったく浮かんでこないのです。

なぜなら、被害者に共通点が全くないからなんですね。

 

ストーカー殺人なら、その犯人と多少の接触があったりするはずなのですが、これがまったくないわけです。

なぜ犯人は彼女たちをストーキングし、襲ったのか?その目的とは?―

 

それでも、これを警察と精神科医が追っていき、なんとかして()真犯人に辿り着くのです。

この徐々に謎が明らかになっていく感がやっぱりたまらないんですよね~!

 

犯人はもちろん、予想だにしない意外な人物でした。

 

そしてラストは猛ダッシュ!

ラストスパートの疾走感がえげつない!

 

事件の全貌が明らかになった途端に訪れる、主人公たちの大ピンチ。

このトチ狂った犯人とのラストバトル。これが一番ヤバイのです。

 

でもこれ、ネタバレしないで説明するのがむちゃくちゃ難しい。笑

映画「インビジブル」のラストみたいな感じ。観てない人にはまったく伝わらないけど。←

 

愛に狂ったストーカーの恐ろしさが、ここで一気に爆発します。

今年読んだサスペンスで一番ハラハラしたわこれ。怖すぎる。

 

まとめ

アメリカンサスペンスを地でいく1冊です。

この戦慄を伝える大胆さ物語の展開っぷりは、日本にはないテクニカルなものがありますね。

 

ストーカーのホラー感もそうですが、これはミステリー好きにもたまらないだろうな~といった感想ですね。

そう来たか!ってなりましたから。

 

連続殺人犯に戦慄し、ハラハラできる作品でございました。

おもしろかったです。おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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