
良い。
咆哮
ドイツ南部ミースバッハ郡の小さな湖で、厚く凍りついた湖面の下から16歳の少女ピアの死体が発見された。謝肉祭のプリンセスのようなドレスを着て、口の中には数字の書かれたブリキのバッジが押し込まれていた。
第一発見者のクロイトナー上級巡査は自身が手柄を立てようと躍起になるが、ミースバッハ刑事警察署に特別捜査班が立ち上がり、ヴァルナー捜査官が指揮を執ることになる。by Amazon
えっ?冬気分を味わいたい?
なら本書がおすすめですよ!(´∀`*)
ということで、ドイツNo,1ミステリー作家のデビュー作です!
さくっと見どころをレビューします!
めっちゃ冬
なぜ冬にぴったりなのかと言うと、物語の舞台が極寒の地だからです。
おしまい。 ←
いやこれ本当に、読んでるだけで「ああ、この冬ぴったりだな~」ってなるんですよ。
誰か味わって!この冬感!
私からすれば、もうそれだけで十分な見どころですよ。
とにかく、景色や情景が本当に冬を感じさせてくれるので、「冬を舞台にしたミステリー」が読みたいなら完全におすすめですね。
読みやすくてわかりやすい
「とある連続殺人を追う」という警察ミステリーものですが、難しい話もなくさくさく読めるのも良いですね。
物語の展開もおもしろいです。
ただ、逆に言えば目の肥えたミステリーファンにはちょっと物足らないかも?って印象はありますね。
本当に、「海外のミステリー小説に挑戦してみようかな~」ってノリの人向けです。
話自体はおもしろいのですが、難しい話もなく刺激もありふれたものなので、「よくある感」は否めないのが賛否別れるところかなと。
祖父
隠れおもしろポイント。
主人公のおじいちゃんがめっさおもしろい。笑
笑わせる気があるのかどうかは知りませんが、まあ多少のウケは狙ってることでしょう。
もうなんか途中からおじいちゃんが亀仙人に見えて来る。 ←
まとめ
ザ・ミステリー!って感じですね。
読み応えもあって素晴らしい!
舞台となっているドイツの地の冬景色が絶妙に美しいので、「冬気分」を味わうには最高のミステリーだと思います。
それだけでも読む価値あり。(
なんとも哀しい、シリアルキラーの背景にも注目の1冊です。
おヒマつぶしに、ぜひ。