
すげえ病気だ。
グレート・インフルエンザ
世界的な流行をみせた「スペイン風邪」の発祥地は、じつは、アメリカのカンザスだった。科学者たちの苦闘を追う、迫真のノンフィクション。
by Amazon
これはおもしろいですね~!
今なお世界中で猛威を振るうウイルス、「インフルエンザ」の正体とその歴史を追った医学史です。
さくっと見どころをレビューします!
なぜインフルエンザは厄介なウイルスなのか?
これが一番勉強になった。
インフルエンザはかなり厄介な生態をもつウイルスってことがよくわかります。
さくっと言うと、
- ウイルスが常に進化している
- 進化するスピードがむちゃくちゃ早い
- 感染力、殺傷能力抜群
そんな感じですかね。
人体にも「免疫」というウイルスをやっつけてくれる能力があるものの、
- ウイルスと悟られないように忍び込むのが上手い
- 免疫システムのスピードを越えて進化して感染する
という、「この前作ったばっかやん!」ってワクチンさえも効かなくなるほど、生態を変化させてくる場合があるのです!
ヤバイね。(語彙力
パンデミックの歴史
今、コロナで世界中がえらいことになってますが、まさに1919年にインフルエンザが猛威を振るった時とまったく同じで笑った。笑
自粛警察に各組織の対応などなど、人類の歴史って繰り返すんだな~ってことがよくわかりますね。
結局、ウイルスを根絶するには「感染者を封じ込める」のが一番早いんですよ。
まあ、コロナは生態もまだ不明なところがあるので「そこまでやる必要あるのか?」ってところもあるでしょうし、経済的に出来ない人はいるんでしょうけども。
私は人混みと関係ないぼっち人生を歩んでるので関係ないですが()、やっぱり感染しやすい「人が密集するところを避ける」のはセオリーなんですね。
壮絶さがどんどん増してくる
そんなこんなでインフルエンザの歴史を振り返るわけですが、過去から現代に近づくにつれてどんどん脅威が増してくるのが恐ろしいのなんのって。
終いにはあちこち死体だらけになります。←
ペストやチフスもヤバイですが、感染力と殺傷能力で言えば圧倒的にインフルエンザに軍配が上がるんですね。
ほんとに、これだけ生存率が上がったのはウイルスと戦い続けてくれた科学者さんたちのおかげですよ。
まとめ
確実に賢くなる医学史です。
インフルエンザって有名なのに、その生態は全然知らなかったんだな~と思い知らされましたね。
インフルエンザの仕組みと、そのウイルスと戦い続けた人類の歴史を描いたノンフィクションです。
おもしろかった!おヒマつぶしに、ぜひ。