【小説】宇佐美まこと さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】終わり方がザ・ホラー!―『虹色の童話』

投稿日:2021年1月18日 更新日:

 

こんなん怖いって。

 

虹色の童話

民生委員の千加子は、「レインボーハイツ」とは名ばかりの、くすんだ灰色のマンションをたびたび訪れる。そこに住む、なかば育児放棄された5歳児・瑠衣を世話するためだ。

他の住人たちも生活に倦み疲れ、暗い気配をまとっていたが、やがて必然のように不幸が打ち続く。住まい以外には特に共通項もない事件の裏にちらつく影は一体…?

日常にじわりと滲み出す狂気を生々しく描く、長編ホラーミステリー。

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宇佐美まことさんの作品を読み漁ってみようキャンペーン、第6弾はこちら「虹色の童話」です!

いや~、怖い!

 

さくっと見どころをレビューします!

 

ラストの展開がザ・ホラー!

これがもう本当に強烈なインパクト。

精神的に来る恐怖感を植え付けて来る1冊となっております。

 

本当に、日本人の描いたホラー作品のなにが怖いって、この「後を引く恐怖感」なんですよね。

 

海外のホラー作品はわりかし「きとんとラスト」って感じで終わるんですよ。

しかし、この「あとは読者の想像にお任せします」みたいな感じで終わる、日本人独特の終わり方。

任せないでくれよう!( ´゚д゚`)(怖がり

 

いや、もうなんとも言えない、体がムズムズする感じと言うか、ゾッとすると言うか。

そんな日本文化の情緒を感じる作品となっております。(?

 

タイトルと繋がって来る展開が逸品

これもまた、他の作品ではなかなか見れない要素。

だんだんと物語が進むにつれて、この「虹色の童話」というタイトルが意味をなしてくるんですよ。

 

これがもう「ゾゾっ」と背筋にくるのなんのって。

宇佐美まことさんの作品は特に、この「タイトルを繋げる」という技術が本当に上手いなと。

 

物語の舞台は、「レインボーハイツ」という築35年を超えたボロマンション。

ここの住民の家庭はそれぞれDVや妻の浮気などいろいろと問題を抱えているわけですが、それが発端で次々と殺人事件が起きてくるわけですよ。

 

それぞれ動機があるにしろ、なんで連続で?

 

ここが、「虹色の童話」というタイトルにじわじわと繋がって来るんですね~。

そこのミステリー要素も「上手いな~」と思いながら読んでおりました。

 

作品としてのクオリティが本当に高い!

本当に個人的なアレで申し訳ないのですが。

宇佐美まことさんの作品って、あんまり出回ってないんですよね~。

これが不思議で仕方ない!( ´゚д゚`)

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最初の掴みから、中盤の展開、そしてラストが近づくたびに忍び寄る恐怖感緊迫感と言った物語の構成。

それらを盛り上げる、濃厚な人間ドラマ。

本当にクオリティが高いんですよ。

 

まあ、それぞれ好きなものはあるでしょうけども。

もっと爆発的に売れてもいいんじゃないかと思わずにいられないんですよね~。

 

頑張れブックオf

 

まとめ

ハイクオリティなジャパニーズ・ホラーです。

今作も楽しませていただきました!

 

文章も簡潔で余計な情報も一切ないので、わりかしさくっと読めるのもいいですね!

休日のお供にでも、ぜひ。

 

 

 

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-【小説】宇佐美まこと, さくっと「小説・ノベルズ」

執筆者:

gxfh

読書ノート。ついつい夢中になってしまった作品を紹介しております。ミステリー・暗黒小説・ビジネス・経済・歴史・ライフハック・生態系の話が好きです。時々雑記。