
ビバ健康。
科学者たちが語る食欲
人間には「5つ」の食欲があり、
最も強力なのは「タンパク質欲」だった――。タンパク質欲を満たすために、
パンやライス、スナック、そして加工食品に手を伸ばす現代人。
そして、偶然か否か、世界中の食品メーカーは
タンパク質を希釈した「超加工食品」を食品市場に送り込む。過食をやめられない人類。
進化、そして文明の発展で狂ってしまった私たちの食欲。
どうすれば、正しい食欲を取り戻し、食べ過ぎをなくせるのか――
混迷する食世界で、私たちの体を守る叡智が詰まった食指南!by Amazon
いや~、おもしろいですねえ!(´∀`*)
ここまで「食欲」にクローズアップされた良著は他にないでしょう。
さくっと見どころをレビューします!
「食欲」のメカニズム
本書の見どころはなんといってもこれ。
- なぜ、好き嫌いがあるのか?
- なぜ、動物や昆虫はバランスの良い食事が摂れているのか?
- なぜ、食べすぎてしまうのか?etc…
「食欲」というもののシステムが一気に解明される良著でございます。
そのシステムは単純に、体内の細胞や微生物なんかが自分に必要な栄養素を選んでくれているから食欲を感じるわけですが…
そこを利用して金儲けを企む、食品加工業者がいるのです!
だから、食欲には気を付けましょうね!って感じですかね。全体としては。
食べたくなったからと言って、なんでもかんでも食べて良い世の中ではないのです。
これを知れるだけでも、本書を読む価値ありましたね~。
まあ、大概のものは食べても大丈夫ですけども。←
あくまで「食べすぎに注意!」ってお話です。
長生きしたい人必読
やっぱり、これですよね。
長生きしたい人は絶対に読んだ方がいいです。
人に限らず、生物はすべて外部から栄養を摂らないと生きていけないですから。
その栄養素を間違って摂りすぎてしまうと、寝たきりになったり短命になってしまうんですね。
だからと言って、「正解はこれだ!」ってわけでもないんですよ。
なぜなら、必要な栄養素や食べる量は人それぞれ違うからです。
それは、性別だったり年齢だったり。
自分に合った食生活ってものがあるんですね。
まとめ
科学ってスゴイ!ってなる1冊です。
現代はここまで解明されてるんですね~!
それだけでも驚きでした。
文章も簡潔で解りやすく、実験なんかから得たデータも豊富で、めちゃくちゃおもしろかったですね。
知的好奇心をこれでもか!ってくらい満たしてくれました。
正直、おもしろい情報が満載すぎてどれを紹介していいのかわからないほどでしたが()
一気読み必至。おヒマつぶしに、ぜひ。