
こいつはえぐいぜ。
紅蓮の雪
伊吹の双子の姉・朱里は20歳の誕生日を向かえた日、なんの前触れもなく自殺した。朱里の遺品の中から大衆演劇「鉢木座」の半券が見つかり、それが死ぬ前の最後の足取りであることを知った伊吹は、少しでも真相に迫るべく一座の公演に行った。
公演後、座長に詰め寄る伊吹の姿を見た若座長の慈丹は、その容姿を見初め、入団を強く進めた。伊吹は何か手がかりが掴めるのではと入団を決意し、以降、訓練と舞台に追われながらも、「女形」としての人気も得始めていた。そんなある日、ひょんなことから両親と鉢木座との繋がりが露見することに。
それは鉢木座の過去に秘められた禁断の事実だった……。
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はい。来ました。
待ちに待った遠田潤子さんの新刊「紅蓮の雪」ですね。
いや、本当に、マジで。
待った甲斐があった!(興奮気味
さくっと見どころをレビューします!
ストーリー性がかなり進化しておる
読み終わった今、これに一番ビックリしておりまして。
遠田潤子さんの描く濃厚な人間ドラマがまた一段と進化を遂げてます。
私も遠田作品は全作読んでますが、これは1,2を争う出来ですね~!
相変わらず、確実に読者の心を揺さぶるストーリーのクオリティです。
今までの作品もそうですが、本当に、こーゆー「なんとも言えない切なさ」を描くのがむちゃくちゃ上手いんですよね。
この「なんとも言えない切なさ」が、ぐんぐんと心情を揺さぶって来るもんだからもう。
泣いちゃう。おじさん。(30代独身
紅蓮の雪も本当に良かった!
今日一日、この余韻を楽しもうと思います。
まったく、一体、どこでこんなことを思いつくのか()
過去になにがあったのか!?
もうこれは遠田作品の鉄板ですが。
過去になにがあったのか!?的なミステリー要素がたまらない作品となっております!
本当に、こーゆーの描かせたら天才ですね。
物語はあらすじを見ての通り、双子の姉弟に知られざる過去があるわけですが、こいつがまたね。
予想を遥かに飛び越えて来る衝撃の事実が隠されているんですよね~!
その過去に囚われて、惨めな子供時代を姉と弟で過ごす描写なんかが胸を締め付けて来るんですよ。
こんなん、一気読みするしかないやんか!( ´゚д゚`)
この悲劇的な展開は本当に、続きが気になって読んじゃいますからね~。
なになに!?なにがあったん!?めっちゃ気になる!
ちょっとおじさんに言ってみ?(´∀`*)(誰だよ
そして壮絶なラスト!
言わずもがな。
衝撃の過去が明らかになるラストのスピード感が神。
時間を忘れて没頭してしまいます。
本当は細かく説明したいんだけど、これはマジで物語を楽しんでもらいたい!
この双子の物語、むちゃくちゃ胸を締め付けて来るから!( ´゚д゚`)
そんな小学生の読書感想文さながらの説明で申し訳ないですが()、語彙力を奪われてしまった脳ではこれが限界。
このラストシーンは逸品ですよ。
まとめ
超絶におすすめの1冊です。
「感情を揺さぶって来るような物語が好き!」って方には、特におすすめ。
確実に揺さぶられますから。
やっぱりすごいよ。遠田潤子さん。
本作も読み応えしかありませんでした。←
読み終わった余韻も合わせてお楽しみください。
おヒマつぶしに、ぜひ。