
あかんやつやね。←
ろくでなし
黒鷲――不良債務者を地の果てまでも追いつめる黒木を誰もがそう呼んだが、彼の眼前で婚約者が凌辱され、凋落した。
二年後、レイプ犯の写真を偶然目にし、再び黒鷲となって復讐を誓う!
by Amazon
最近はアホみたいに暗黒小説にハマっております。
裏社会+ミステリーがたまらないんですよね!(ノ∀`)タハー
ということで、結構どのサイトでもおすすめされていたのがこれ、新堂冬樹さんの作品「ろくでなし」です。
さくっと見どころをレビューします!
タイトルが際立つ瞬間
この作品のタイトルは上記にもある通り、「ろくでなし」です。
その中身は、その名に恥じないほどの「ろくでなし」が出て来る物語です!
いや、これ本当に珍しいことですよ。
私と同年代あたりのおっさ紳士のみなさんは、「ろくでなし」と聞けば「ろくでなしblues」じゃないですか。
あの少年ジャンプ黄金期を支えた、言わずと知れた伝説の不良漫画ですね。
夢中になった方も多いはず。
しかし、あちらは「ろくでなしブルース」とは言え、そこまでの「ろくでなし」は出て来ないじゃないですか。
不良かも知れないけど、根はやさしかったり。最後にはきちんと改心したり。
ところがどっこい(古い)こちらの「ろくでなし」
救いようがございません\(^o^)/
これが、結構な見どころだったりしますね。笑
タイトルに「ろくでなし」ってあるけど、実際そこまでじゃないんでしょう?って思ってるでしょ。甘いで。
そんな期待を遥かに裏切ってきますよ!もちろん良い意味でね!
復讐劇からまさかの展開
物語のメインは復讐劇ですが、展開が実におもしろいですね。
- 復讐しようと思ってそいつの家に行ったらもう誰かに殺されてたよ!
- 一体誰が!?なんの目的で!?
的なミステリーががっつり絡んでくるという、大好物な展開が味わえました。
これこれ!これだよ!(´∀`*)って感じですね。
これが、物語に濃厚さをプラスするのです。
ただただブラックなノワールも嫌いじゃないですけどね。もうなんか読み飽きちゃって。
そこに、こんな「ミステリー要素」というスパイスが加わるだけで、ストーリーはここまで刺激的になるんですね。
ダークな最後
そして、これですよ。
ドロッドロの展開から迎えるダークなラストが、まさにザ・ロマンノワール!って感じですね~!
この終盤辺りから、本領を発揮してくるイメージですね。
誰しもが「ろくでなしやな~」と一言漏れる1冊となっております。←
大どんでん返しの連続がなんとも気持ちいいですね。
まさかの真犯人がガチのろくでなしで本当に良かったです。(?
まとめ
ろくでもないです。まとめた
ストーリーも展開もラストのオチも王道のダークさでおもしろかったですね~!
そらみんな紹介するわ。
そんな濃厚なノワールにしては、ちょいちょい笑わせにきてるのがまたさらに良いですね。笑
速見の幻覚は必見です。←
おもしろかったです。
おヒマつぶしに、ぜひ。