
えぐめ。←
幻世の祈り―家族狩り
高校教師・巣藤浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。馬見原光毅刑事は、ある母子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。児童心理に携わる氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛めていた。女子高生による傷害事件が運命の出会いを生み、悲劇の奥底につづく長き階段が姿を現す。
山本賞受賞作の構想をもとに、歳月をかけて書き下ろされた入魂の巨編が、いま幕を開ける。
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やっぱり虐待系の物語は読んじゃうな
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 20, 2021
社会はほんと歪んでるな〜
これ、小説の話だけじゃないでしょうねきっと
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 21, 2021
人間も動物だし、そこを考えれば歪んだ社会の方が普通なのかな
って気にさえなってくるw
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 21, 2021
次々に起こる展開にリアリティがあって良いですね〜
これは面白い!
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 21, 2021
現代社会で幸せな家庭を築くのがいかに難しいかがよくわかる
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 21, 2021
普通にミステリーとして面白い
麻生一家殺人事件の犯人やいかに!?(古
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 22, 2021
“「家庭を持てば、大人なのか」
「世間はそう見るの。家庭を持って、家族に責任を持つのが、一人前の大人だって」
「じゃあ、一人前の大人が、幼い子供を殴ったり殺したりしてるわけか」”その通りすぎて笑ったw
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 22, 2021
「これって、おかしな制度だな〜」と普段から思ってたことが問題点として出てくるから、めちゃくちゃ気持ちいいなw
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 23, 2021
“死にまつわる商売は強いよ。不景気だと言っても日本は貯蓄率が世界一なんだし、そのくせ寄付やボランティアの文化がないから、結局墓やら葬儀やら死後の安定のために金は回される”
ほんとこれ
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 23, 2021
家族の在り方について、本当によく考えさせられる作品だこれ
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 23, 2021
そしてジワジワと迫りくる殺人事件の真相
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 23, 2021
後半の展開ヤバイ。一気読み。
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 23, 2021
面白かったけど、ラストはもうちょい意外性が欲しかったところ(´・ω・`)
ストレートなサスペンスやミステリーが好きな人向けですね
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) May 24, 2021
虐待やらDVやらはもちろん、大きいものから小さいものまであらゆる家庭問題に嘆く人たちの一番の原因はこれなんですよね。
みなさん、「家庭を持つことをナメていた」ってだけなんですよ。
ざっくり言えば、夢見すぎ。←
楽しいだけだと思った?なんでも思い通りになると思った?
いや、そんなことはない!ツラいこともあると思ってた!
ただ、ここまでとは思わなかった!つってね。
みんなこれ言うんですよ。笑
人類は何十万年もその罠にハマってるので()、いい加減ここらで学習した方がいいですよね。
家庭をうまく円滑に保ちたいなら、夢を見るより、最悪の状況を見ておくべきなんですよ。
どんなトラブルがあるのかを知っておき、対処法を持っておく。
その選択肢を増やしておかないと、ただただめんどくさいことのオンパレードになってしまうんですね。
なんの覚悟もないまま家庭を持ってしまうから、後悔する羽目になるのです。
そして、あらゆる現実と向き合うことすらイヤになり、どんどん仲が悪くなる。
これじゃあ、なんのために家庭を持ったのかわからないですからねえ。
この作品の良いところは、そう言った「家庭に起こりうるめんどくさいこと」を疑似体験できるとこです。
結構、えぐめですけども。()
もちろん、ミステリーやサスペンスとしても十分におもしろいので、かなりの良作なんじゃないかなと。
なかなかの長編ですが、勉強になる1冊でございました。
特に、独身の方におすすめですね。
おヒマつぶしに、ぜひ。