【小説】天童荒太 さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】家庭をナメてる人におすすめ笑―『幻世の祈り―家族狩り』

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えぐめ。←

 

幻世の祈り―家族狩り

高校教師・巣藤浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。馬見原光毅刑事は、ある母子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。児童心理に携わる氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛めていた。女子高生による傷害事件が運命の出会いを生み、悲劇の奥底につづく長き階段が姿を現す。

山本賞受賞作の構想をもとに、歳月をかけて書き下ろされた入魂の巨編が、いま幕を開ける。

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虐待やらDVやらはもちろん、大きいものから小さいものまであらゆる家庭問題に嘆く人たちの一番の原因はこれなんですよね。

みなさん、「家庭を持つことをナメていた」ってだけなんですよ。

 

ざっくり言えば、夢見すぎ。

 

楽しいだけだと思った?なんでも思い通りになると思った?

いや、そんなことはない!ツラいこともあると思ってた!

ただ、ここまでとは思わなかった!つってね。

みんなこれ言うんですよ。笑

 

人類は何十万年もその罠にハマってるので()、いい加減ここらで学習した方がいいですよね。

家庭をうまく円滑に保ちたいなら、夢を見るより、最悪の状況を見ておくべきなんですよ。

 

どんなトラブルがあるのかを知っておき、対処法を持っておく。

その選択肢を増やしておかないと、ただただめんどくさいことのオンパレードになってしまうんですね。

 

なんの覚悟もないまま家庭を持ってしまうから、後悔する羽目になるのです。

そして、あらゆる現実と向き合うことすらイヤになり、どんどん仲が悪くなる。

これじゃあ、なんのために家庭を持ったのかわからないですからねえ。

 

この作品の良いところは、そう言った「家庭に起こりうるめんどくさいこと」を疑似体験できるとこです。

結構、えぐめですけども。()

 

もちろん、ミステリーやサスペンスとしても十分におもしろいので、かなりの良作なんじゃないかなと。

 

なかなかの長編ですが、勉強になる1冊でございました。

特に、独身の方におすすめですね。

 

おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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執筆者:

setsegre

読書ノートです。ミステリー・暗黒小説・ビジネス・経済・歴史・ライフハック・生態系の話が好きです。時々雑記。