さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】ド変態な展開から切なさへ一気に持って行かれる人間ドラマ―『神よ憐れみたまえ』

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すごいこれ。

 

神よ憐れみたまえ

ラストの告白に衝撃、落涙必至!
10年の歳月をかけて紡がれた別離と再生。

わたしの人生は何度も塗り変えられた。いくつもの死と性とともに──。
昭和38年11月、三井三池炭鉱の爆発と国鉄の事故が同じ日に発生し、「魔の土曜日」と言われた夜、12歳の黒沢百々子は何者かに両親を惨殺された。
母ゆずりの美貌で、音楽家をめざしていたが、事件が行く手に重く立ちはだかる。
黒く歪んだ悪夢、移ろいゆく歳月のなかで運命の歯車が交錯し、動き出す……。

-あらすじより


犯人が解ってからが本番です!(´∀`*)

今までそんなミステリーがあっただろうか。笑

本作はなんと、中盤手前あたりで犯人がわかってしまうのです。

 

なんやそれ( ´゚д゚`)ってなるじゃないですか。

後半どうすんねんこんなにページ余らせてアホか( ´゚д゚`)ってなるじゃないですか。()

しかしながら、そこからが本番で、一気に物語に引き込まれてしまったんですよね~!

 

なので、感触としては「殺人ミステリー」と言うより、人間ドラマって感じですかね。

怒涛の如く襲ってくる運命のいたずらと、人生の終焉に向かって行くセピアな百々子の人生が、読み終わった後に「良いな~」って気分にさせてくれるんですよ。

これはまた今まで味わったことない種類の物語でしたね~!

さすが大御所作家さんの文章力も相まって、一気に物語に意識を持って行かれました。

 

ぜひこの壮絶で、強くて儚い、それでも切なくて美しい、百々子の人生を楽しんでいただきたい!

昼ドラばりのドロッドロ具合ですが()、おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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執筆者:

setsegre

読書ノートです。ミステリー・暗黒小説・ビジネス・経済・歴史・ライフハック・生態系の話が好きです。時々雑記。