
仕事もせんと一気読み。←
堕落刑事
俺は二度と日の当たる場所には出られない―押収品のドラッグをくすねて停職になった刑事エイダン・ウェイツ。提示された唯一の選択肢は街に跋扈する麻薬組織への潜入捜査、そしてそこに引きこまれた国会議員の娘の調査だった。危険極まる任務についたウェイツが目にする想像を超えたドラッグ世界の闇、そして警察の腐敗。本当の悪の正体は?心の暗部を抉るように描く驚愕のデビュー作!
–あらすじより
この文学的なワルさが、たまらなくかっこいいのです
スマートノワールって感じ
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) September 5, 2021
この暗くて冷たい世界観が良い!
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) September 5, 2021
これまた新感覚のノワールですね〜!
大好きな馳星周さんが最近ノワール書かなくなったので、寂しいなと思ってたところなんですよ。笑
ミステリー要素とラブロマンスも相まって一気読み必死の作品!
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) September 6, 2021
機転を利かしてピンチを脱出するわ、ブラックジョークは冴えわたるわ、なんとも「ザ・ハードボイルド!」な1冊です。
ほんと、ブラック小説の主人公はここが魅力的なんですよね。
酒ドラック漬けの頭でよくこんな思いつくよなと感心することばかりです。笑
ということでシリーズ1発目の「堕落刑事」
あらすじからわかる通り、なかなかの堕落っぷりですが()、事件がこれまた魅力的。
謎を追っていくたびに深みを帯びて行く面白さ!
ちょっと斜に構えた、クールでキザな作品が好きな人におすすめ!
笑う死体
休業中のホテルで深夜、死体が発見された。指紋は切除され、顔には満面の笑み、そして謎の文字の紙片が…不可解極まりない殺人の真相を追って相棒サティと捜査に乗り出したエイダンの前に立ち塞がる欲望と狂気の罠、そして過去から甦る彼自身の忌わしき記憶。“笑う男”の正体を突き止め、複雑に歪んだ事件の構図を解明できるのか。破滅的な世界を詩情を湛えて描く超絶技巧の長篇ミステリ!
–あらすじより
前作を読んだからか、この窮屈な人間関係がコミカルに見えてくるw
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) September 6, 2021
単純に、事件を追うのが楽しいシリーズ
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) September 7, 2021
ほんと、良いタイミングで問題が起きるな
めっちゃハラハラする
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) September 7, 2021
「ちょっと高めの難易度」加減が最高
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) September 7, 2021
いや〜、面白い!
ストーリー展開といい、ミステリーの難易度といい、ハッピーでもバッドでもないけどなんとも言えないくすぐったい終わり方といい、最高だ!
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) September 7, 2021
ドロドロです。←
第二部作目はこちら、「笑う死体」ですね。
全作で「キャラクターたちが面白い!」ってなったら、今作はかなりおすすめ。
なぜなら、主人公であるエイダン・ウェイツの知られざる過去が並行してすすむミステリーだからです!
これまた、エイダンの過去もなかなかのダークっぷりなんですよね~!
まあ、本編の「笑う死体事件」とはあんま関係ないのですが()、アナザーストーリーが楽しめる1冊!って感じじゃないでしょうか。
事件もこれまた意外な展開の連続、さらには衝撃のラスト!とスリル満点でございます。
スリープウォーカー
十数年前、夢うつつのまま一家を惨殺したと目される男〈夢遊病犯(スリープウォーカー)〉が、癌で余命宣告され病院に収容された。相棒サティと共に警護を命じられたエイダンだったが、男は何者かの襲撃を受けて眼前で死亡。サティも重傷を負う。現場には怪しげなジャンキーの女の姿が。なぜ死にかけている男がわざわざ殺されたのか?真相を追うエイダンにまたしても〝警察の闇〟が襲いかかり、同時に彼を憎む凶悪な犯罪者に命を狙われることに。その魔の手は、やがて長く離ればなれだった妹にまで向けられていく――。人物造型、謎解き、人間ドラマと、すべてに秀でた警察ノワール完成型の誕生。
–あらすじより
このシブくて危険でジャンクな世界観最高!
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) September 4, 2021
最初からこのシリーズ読みたくなるな
気になる過去ばっか出てくるやん
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) September 4, 2021
実は、私はこれを最初に読んでしまった。
それはそれで楽しめるけど、個人的には最初から読むのをおすすめします。
なぜなら、結構な頻度で前作の話が出て来るからです!
こういうの、気になるじゃん?笑
文体と言い、キャラと言い、ストーリー展開と言い、今作だけ読んでもむちゃくちゃ面白いのですが、どうしても気になっちゃうんですよね。
なので、前作の「堕落刑事」「笑う死体」を楽しんでから再読しましたが、すみません。
めっちゃおもしろくなりました。←
相変わらずスレッスレの綱渡りで事件を追っていくスリルも健在。
しかし今作は、シリーズの中でも一番頭脳的かも?
ハードボイルドと言うよりかは、ミステリーを楽しむ!って印象ですね。
まとめ
ハードボイルド、ノワール、ミステリー要素もさることながら、私が一番推したいのはここ。
「終わり方」
毎回毎回、なんとも言えない、哀愁な気持ちにさせてくれるんですよね~!
事件や物語が結構ハードで、冷たくて、酷な場面が多いからか、「最後にこれか!」感がハンパない。
ここを、ぜひ楽しんで欲しいですね~!
この作家さんもイケメンでどうやら若いので、このシリーズもまだ続くのか、新しいなにかが生まれるのかはわかりませんが、次回作も楽しみになるシリーズものでございました。
一気読み必至!