【小説】真梨幸子 さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】男と女の本性をえぐり出す犯罪フィクション―『殺人鬼フジコの衝動』

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のめり込んでしまった。

 

殺人鬼フジコの衝動

一家惨殺事件のただひとりの生き残りとして、新たな人生を歩み始めた十歳の少女。だが、彼女の人生はいつしか狂い始めた。またひとり、彼女は人を殺す。何が少女を伝説の殺人鬼・フジコにしてしまったのか? あとがきに至るまで、精緻に組み立てられた謎のタペストリ。最後の一行を、読んだとき、あなたは著者が仕掛けたたくらみに、戦慄する!

-あらすじより

 

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思わず一気読みしてしまいました。

イヤミスの女王が仕掛ける、ドロッドロのミステリーでございます。

 

しかしながら、今作はイヤミス!と言うほど嫌な気分はしなかったし、ミステリーというよりかは犯罪フィクションです。←

ただそんなことよりも、物語の展開が凄まじい(; ・`д・´)

 

本作は「殺人鬼となったフジコの人生を追って行く」という物語なのですが、これがもはや山あり谷ありなんてレベルじゃない。

ジェットコースターすぎて心臓に悪い。(

 

しかも、女性にしか体験できないような女性社会のリアルも垣間見れるもんだからたまらない!

これが、男には体験できない社会なので、斬新で刺激的なんですよね~!

 

なにより、目をそむけたくなるほど過激な運命が次々とフジコに襲い掛かって来るので、本当に読むのがつらくなってきますが、続きが気になってついつい読んでしまうんですよ。

どうやら男というものは「不運でかわいそうな女の子」の話に引きつけられるらしい。笑

 

「なにが正義でなにが悪か?」ってのも、隠れたテーマでおもしろポイントでしたね~!

欲と殺人に狂っていくフジコが見ている世界は、あくまで「正義」だったりするんですよ。

これが、男性と女性で見てる世界が違うからこそ成立する、エンターテイメントなテーマでおもしろかったです。

 

ということで、殺人鬼フジコの人生で見る、男と女の本性をえぐり出すドロッドロの犯罪フィクションでございました。

一気読み必至。おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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-【小説】真梨幸子, さくっと「小説・ノベルズ」

執筆者:

setsegre

読書ノートです。ミステリー・暗黒小説・ビジネス・経済・歴史・ライフハック・生態系の話が好きです。時々雑記。