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【書評】「墨龍賦」が震えるほどかっこいい

投稿日:2017年2月1日 更新日:

 

乱世に生きた絵師、海北友松の伝記です。

墨龍賦

武人の魂を持ち続けた絵師海北友松。浅井家滅亡、斎藤利三との友情、本能寺の変…。建仁寺の「雲龍図」で名を馳せた桃山時代最後の巨匠の生涯を描く歴史長編。

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「浅井氏家臣の武家に産まれるが、長男が家を継ぐため京都の東福寺で僧となり、そこで出会った狩野派の絵師に絵を習い、乱世を生きながら独自の絵を描き続けた偉い人」の伝記です。

 

私は歴史に詳しくありませんが、歴史的な建造物は大好きで、なかでも建物内に描かれてる絵が大好物。

仰いだ瞬間にすげー!Σ(゚Д゚;つって大興奮ですよ。外国人観光客もドン引きのカメラ使い。

 

「海北友松」は大河ドラマや映画などでもそんなにスポットライトが当たるような人ではないですが、クリエイトに懸ける意気込みはハンパじゃないです

時代を動かしたい方は、ぜひ。 ←

 

雲竜図

海北友松の作品の中でも京都の建仁寺北野天満宮に描かれてるのが一番有名ですかね。

雲の隙間から天下を覗きながら天空を黒々しく踊る、水墨のみで描かれた雲竜図屏風です。修学旅行生がよくお土産に買ってくTシャツにプリントされてるアレね。

 

龍を描く際にモデルとなったのは、織田信長に美濃国をいいように扱われ静かな怒りを燃やしていた明智光秀とも言われるそうで、怒りとも哀れみともとれる表情をしております。

戦国の世に命を懸ける武士の目を持ち、各地の戦場で見た男たちの戦の美学を人物そのものではなく、その人物から受けたイメージを描くとかもうかっこよすぎて失禁レベル。

 

武士であり、僧であり、絵師だった男の生き様には感服いたしました。彼の描いた絵を全て見て周る計画を立てようと思います。

 


 

そうだ、京都いこう(´∀`*)

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