
ゾッとするわ。
ししりばの家
夫の転勤先の東京で、幼馴染の平岩と再会した果歩。しかし招かれた平岩家は不気味な砂が散る家だった。怪異の存在を訴える果歩に異常はないと断言する平岩。おかしいのはこの家か、それとも、わたしか――?
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「世にも奇妙な物語」です。(安易
内容としては、
- 近所に不気味な家がある
- なんか知らないけど、その家にはやたらと「砂」がある
- その家に入った人からおかしくなっていく…
的なゴーストホラーですね。
やっぱりジャパニーズホラー特有の得体の知れない恐怖感がじわじわ迫って来る、この感じはたまらないですねえ。
その恐怖感を倍増させてるのが、なんと言っても登場人物たちの「感情の描写」でしょうね。
「砂の家」の住人や訪れた人が徐々におかしくなっていく様子がなんとも不気味。
えぇぇぇ…( ´゚д゚`)ってなりながら読んでました。
それでも、不可解な現象も起こりつつ、普通に人は殺されるのですが、どちらかと言うとゴーストバスターズ的な「除霊で解決系」なので、個人的にはストーリー自体にそこまで「ザ・ホラー!」って印象はなかったですね。
しかし、文体や構成の仕組みが本当に不気味。
この著者さん、読者に恐怖感をチラつかせるのが上手いです。 ←
この家に、関わってはいけない―もし関われば…―
なんかもう読みながらざざざざ背筋がざざざざざざおかしざざざざざざ気を付けざざざざざざざ
(別の意味で)ジワりたい方は、ぜひ。