
これはすごいですね。
海峡の鎮魂歌
昭和9年春、函館の潜水夫・泊敬介は、時化る海と吹き荒れる風に妙な胸騒ぎを感じていた。予感は的中し猛火が街を襲う。妻子と母を探し歩く敬介だったが。さらに昭和20年の空襲、昭和29年の洞爺丸沈没。立ち直ろうともがく敬介に、運命は非情な仕打ちを繰り返す…。
by Amazon
もうええやん堪忍したってやー(´;ω;`)ってなる1冊です。
ここまでサディズムに満ちた運命の連続もなかなか類を見ないですね。
大火事で家族を失ったり戦争で日本中がパニックになったりと、そんな次々と襲い掛かって来る悲劇の中、絶望に打ちひしがれるのですが…。
「んなアホな( ´゚д゚`)」的な奇跡が訪れるのです!
内容的にはとてもシリアスな物語なんですが、個人的にはそこばっか気になっちゃってね。
悲劇の連続のあとに、奇跡の連続です。感情がいくつあっても足らねーぞ!
ということでまとめると、読み始めたら止まらなくなる作品です。 ←
なんかもう色々とありすぎて一言では言い表せませんが、「愛と奇跡に満ちた作品」って感じですね。
戦時中の日本の状況だったりも含め、描写が若干グロ注意です。
おヒマつぶしに、ぜひ。