
さくっと。
調律師
交通事故で妻を亡くし、自身も大けがを負った結果、音を聴くと香りを感じるという共感覚「嗅聴」を得た鳴瀬玲司は、ピアノの調律師を生業としている。さまざまな問題を抱えたピアノ、あるいはその持ち主と日々接しつつ、いまだに妻を忘れられずにいた鳴瀬だったが、ある日、仕事で仙台に向かうことに―。
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なるほどねー(´∀`*)ってなる1冊です。
熊谷さんもたまにこーゆー「特殊能力系」の作品を書きますよね。
しかし今作は「迎え火の山」の「鬼を撃退するぜ!」みたいな中二臭い能力ではなく()、実際に存在する「共感覚」の持ち主のお話ですね。
それに加え、とっても優しい物語となっております。
なんと言っても今作は、さくっと没頭できるところが良いですね~。
短編小説とまでは言わないけど、そこまで長くない時間の中でストーリーが楽しめます。
愛に満ちた、不思議な物語です。
おヒマつぶしに、ぜひ。