
「贅沢は敵だな」って思いました。
肥満と脂肪の文化誌
「富・権力・多産・美」の象徴から「不健康・不快・野蛮・下流」へ―古代から現代まで数千年に及ぶ偏見と嫌悪の歴史をたどる。
by Amazon
「これ自分のことや!( ´゚д゚`)」って思ったら絶対に読んではいけない1冊です。
なぜかって?メンタルがもたないからさ!(´∀`*)
ということで、古今東西「デブはこれだけの理由で嫌われる」ということを歴史から振り返って徹底的に深堀していくという、贅の限りを尽くした肥満体形の人にしたら拷問のような文化誌です。 ←
しかしこれがまた読めば納得。そりゃ嫌われるわ!ってなります。
ざっくり要約すると
「生命力の代名詞」で、なんなら神々しささえあったはずの脂肪が、だんだんと嫌われる対象になっていくさまがなんともw
— 大津きよとら (@derakouta) June 19, 2020
・人類のデブ嫌いは家畜文化が始まり
・家畜を効率良く食料にするには、エサを与えまくって太らせなきゃいけない
・家畜は卑しいからどれだけでも食べる
・あれ?デブってこれと一緒じゃね?
・デブ=卑しさの象徴へって感じですかね。ざっくり言えば。
— 大津きよとら (@derakouta) June 20, 2020
つまり、太ってる痩せてるより「食欲や贅沢を我慢できない」ことに人は嫌悪感を持ってるので、どれだけダイエットに励んでスタイルをキープできても贅沢した時点で「あれ?こいつはもしかして?」って印象を与えてしまうってことですね
— 大津きよとら (@derakouta) June 20, 2020
ということです。ツイッターって便利!
とりあえず読めば「無意味に太ってて得することは1つもないな」ってことがよくわかりますね。
贅沢のためならなんでもする卑しい性格・自堕落・怠惰・意志力の欠如・自分の管理もできない・ただ「美味」の快楽に酔うだけの家畜etc
まさにこれらを一番象徴しているのが、肥満体形の人なのです。
どの歴史に出て来る人物でも、自分の贅沢を優先させるやつは100%嫌悪感を持たれてますからねえ。
そんな肥満体形の人を「これでもか!」と攻撃してくるような、一種の恐怖感さえ覚えるほどの本ですが、逆に「ダイエットのお供」には良いかもしれませんね。
「絶対に太りたくねえ( ´゚д゚`)」「贅沢はやめよう(´・ω・`)」ってなりますから。
私もちょっと最近お腹が出てきたので悪寒に襲われながら読んでました。 ←
まあ、脂肪や肥満を中心に歴史を見て行く本なんて珍しすぎるので、それだけでも読む価値はありますね。
新たな発見のオンパレードでおもしろかったです。
おヒマつぶしに、ぜひ。