
壮大。
家康、死す
独力で三河一国を平定した家康が凶弾に倒れた。時に26歳。その死が伝われば、桶狭間で勝った織田信長、甲斐の武田信玄、衰えたとはいえ今川氏真らに挟まれた脆い均衡が揺らぎ三河存亡の危機を招く。家康の第一の側近、世良田次郎三郎は、広忠寺の住職に収まっていた家康の異母弟・恵最を急遽身代わりとして擁立した。
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最近はおもむろに戦国時代を舞台にした小説にドハマりしております。
あれこれ読み漁っておりますが、宮本昌孝さんの作品が群を抜いておもしろいですね!
ということで、ブックオフで手当たり次第に買ってきたものの1つ、「家康、死す」です。笑
さくっと見どころをレビューします!
家康は影武者だった…!?
- 徳川家康が暗殺される
- 身内にそっくりな奴いるからソイツを家康ってことにしちゃおう!
- なんてこったい…( ´゚д゚`)
ってなる物語です。(最後
「家康が暗殺されたから影武者で行こう」って設定が斬新やな~と思ってたら、実際にそんな説があるそうで。
無知って怖いな!(´∀`*) ←
単純に、そんな戦国時代にまつわる都市伝説(?)的なストーリーがおもしろかったですねえ。
もちろん、偽物なわけですから、そこからハラハラする展開が繰り広げられるわけですよ。
バレそうでバレなくて結局バレてたりするけどバレてなかったり。なんやねん
ここら辺がやっぱりスリルがあって読み応えありましたね~。
んなアホな( ´゚д゚`)
普通に物語を楽しんでる時は気付きませんでしたが、あとあと「あれ?」ってなった1つ。
ちょいちょい人間としてあり得ないアクションの数々が繰り広げられます!笑
これを普通のことだと読んでしまってる自分に驚いたわ。
中二病って怖いな。
まあ、そんなにピックアップするような情報でもないけども。笑
戦国時代を舞台にしたゲームとか好きな人は、結構胸が熱くなると思われ。
なにが良いって、ラストが良い!
最後は「おぉ…( ´゚д゚`)」ってなります。
宮本昌孝さんの作品の魅力は、やっぱりここだったりするんですよね~!
終わり方が絶品!
暗殺された家康、暗殺者の陰謀、表に出なかった衝撃の事実の数々…
そんなこんなでいろいろあってからの、コレですからね。
乱世の時代の魅力はここにあるんじゃないかなと。
人間ドラマの奥深さが尋常じゃないんですよ。
この辺を楽しめるのは、やっぱり戦国時代ならではですね。
まとめ
展開がおもしろい時代小説です。
そりゃそうですよ。だって本人が偽物なんだもん。 ←
それもそうですが、歴史の出来事とか人物とかあんまり知らなくても楽しめたのも魅力的でしたね~。
私も戦国無双で「ちょっと知ってる」くらいの知識でしたから。
スリルがあって、読み応えもある良作でした。
他にもいろいろと読み漁ってみようと思いますよ!
一気読み推薦です。
おヒマつぶしに、ぜひ。