【小説】宇佐美まこと さくっと「小説・ノベルズ」

【小説】胸にじんわり沁みてくる青春推理もの―『夜の声を聴く』

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良いですねえ。

 

夜の声を聴く

優秀でありすぎるが故に引きこもりとなった18歳の堤隆太の前で、突然手首を切った女性。その魅力に惹かれるがままに、隆太は彼女の通う定時制高校・通称ハル高に通い始める。

彼は高校で知り合った大吾が働く「月世界」というリサイクルショップの手伝いを始めるが、そこは「よろず相談」を受け付けていた。他愛もない疑問を解決していくうち、隆太は数年前に起きた未解決の一家殺人事件の謎に巻き込まれていく。

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さて、最近は宇佐美まことさんの作品にハマっていろいろと読み漁っております。

今作は優しく胸に染みて来るような青春推理ものでございました!

 

さくっと見どころをレビューします!

 

展開がおもしろい!

一番の推しポイント。

続きを気にさせる展開がお見事です。

 

終始漂う、「なんだコレ…( ´゚д゚`)」感。

 

手首を切った女の子とのがっつり恋愛ものか!?と言われればそうでもないし。

殺人事件の真相は!?がメインの話かと思ったら前半でさくっと解決しちゃうし。

なにこの話…( ´゚д゚`)

 

まさに、正体不明の物語にのめり込んでいくような感覚ですね~。

今までこんな展開をしていく作品は読んだことがなかったので、むちゃくちゃ新鮮でした。

 

連続する快感

事件→解決の気持ち良さがテンポよく味わえるのも新しいですね。

短編集でもなければ連作集でもない、きちんとした1つの長編ものなのですが、なんでしょう。

わりかし連続で事件が解決するんですよ。

これが結構テンポが良くて、今まで読んだことのない感覚でしたね~!

 

しかも、なにげに1つ1つの事件のクオリティが高い!

これ1つの事件でも長篇いけるじゃん!的な贅沢ささえ感じました。

 

心にじんわり沁みる物語

そして最後には、友情とか家族愛とかがじんわり沁みて来るお話です。

読み終わった今振り返れば、ミステリー要素はただのスパイスだったかなと。笑

 

どちらかと言うと、この作品のメインはこちらでしょうね。

すべてのミステリーが解決した後半からの、胸にグッとくる展開が素晴らしい!

 

まとめ

今まで読んだ事のない展開をしてきた物語です。

ミステリーのおもしろさは「読者をどう騙すか?」ってところだと思ってますが、こーゆー裏切り方もあるんですねえw

新鮮でおもしろかったです。

 

おヒマつぶしに、ぜひ。

 

 

 

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