
良いですねえ。
角の生えた帽子
快楽殺人の悪夢、偏愛、運命の残酷…巻き込まれてゆく人間たちを描く傑作集
by Amazon
宇佐美まことさんの作品を読んでみようシリーズ、第8弾は短編集「角の生えた帽子」です。
これもご多分に漏れず、中身の濃い12の物語でございましたよ!
さくっと見どころをレビューします!
コツは「1話ずつじっくりと」
本書は一気読み非推薦です。
1話ずつ、噛みしめるように楽しむタイプのやつですね。
なぜなら、短編の割に物語が濃厚だからです。
ちなみに、一気読みしようとしたら疲れました。
ほぼほぼホラー怪談系で、しかもどんでん返しまで炸裂しちゃうもんだから忙しいのなんのって。
感情って疲れるんですね。(哲学
私は作業の合間に1話ずつ…という楽しみ方がちょうど良かったです。
リフレッシュにもなるし、1話がだいたい10分くらいで読めちゃいますしね。
1話1話が濃厚
何度も同じような夢を見る。それはさまざまな女をいたぶり殺すことでエクスタシーを覚えるという夢だ。
その夢はまるで自分が手を下したかのような錯覚に陥るほど、リアルなのだ。ある日、自分が見た夢と同じ殺人事件が起こっていると知る。
犯人逮捕のニュースには、自分と同じ顔をした違う名前の男が映っていた―ー。運命の残酷さに翻弄される悲劇を描いた「悪魔の帽子」
植物に取りつかれた男を描いた「花うつけ」
主人公が犬嫌いになった理由があかされる衝撃のラスト「犬嫌い」
著者の出身地である松山が舞台の正統派ゴーストストーリーの「城山界隈奇譚」ほか
はい。楽しました。コピペです。アマゾン様様です。
それはどうでもいいですが()、いかがでしょう。このラインナップ。
うわあ、気になるう!(´∀`*)
大丈夫。私も帯を読んでそう思ったから。(?
これまた期待を裏切らない、好奇心にガツンと来るホラー物語満載で読み応えたっぷりでございました。
普段はあんまり短編集って読まないんですよね。
登場人物も変われば物語の背景も変わるので、ちょっと情報が多くて疲れちゃうんですよ。
感情が追いつかない。
しかも今作は特に、中身が濃ゆい。
しかし、それが理由で短編集というものとは疎遠になってたのですが、最近は「作業の合間に1話ずつさくっと読む」というリフレッシュ法を編み出したので、これからは短編集も楽しんで行きたいと思いますよ!
まとめ
作業の合間のリフレッシュにおすすめの1冊です。
これだけストーリーもしっかりして、しっかりした不気味さで、しっかりホラー的なオチもあるので、理想的な短編集!って感じですね。
おもしろかったです。
おヒマつぶしに、ぜひ。