
すごいっす。
瞳の奥に
ロンドンの精神科クリニックで秘書として働くルイーズは、新しいボスとなる医師デヴィッドを一目見て仰天する。彼はその前夜にバーで会って意気投合し、キスまでしてしまった相手だったのだ。
二人はやがて一線を越え、関係を深めるが、ルイーズは彼の魅力的な妻アデルとも偶然知り合い、罪悪感にかられながらも友情関係を築いてゆく。しかし、この夫婦にはどこかおかしなところがあって……
意想外の展開が読者を翻弄する驚天動地の心理スリラー。
by Amazon
帯でも「結末は、決して誰にも明かさないでください」と念を押されておりますが、そりゃそうですよ。
このトリックは前代未聞だ!(´∀`*)
さくっと見どころをレビューします!
なにかを隠しているアデル
あらすじは上記のとおりですが、この「デヴィッド」と「アデル」夫妻。
なにやら尋常ではない空気感が漂っているのです。
そこにデヴィッドの不倫相手でありアデルの友人でもある「ルイーズ」が現れて、だんだんと三角関係が嫌な方向に向かっていくわけですよ。
この展開が得体の知れない恐怖感を煽って来るんですよね~!
物語は、「ルイーズ」「アデル」「アデルの過去」の3つの視点から進んでいくのですが、特に注目なのが「アデル」の視点。
ちょいちょいゾッとするようなことを口走るんですよ。
知りようもないことをなぜか知っている。そんな口ぶりで。
旦那と不倫したのに、「ありがとう。私の意のままに動いてくれて」みたいなね。
これがたまらなく怖いんですよ!
なになに!?なにが目的なの!?(((((((( ;゚Д゚))))))))
展開的には、ミステリーにありがちと言えばありがちですが、今まで読んできたミステリーサスペンスとはちょっと違う空気が漂ってて新鮮ですね~。
この恐怖感は新しかったです。
ミステリー要素
この物語の主要なミステリーポイントは
- なぜか物事のすべてを知り尽くしているアデル
- アデルの少女時代の友達、ロバートの存在
- アデルがルイーズに近づいた目的
この3つですね。
これがグイグイとストーリーに引き込んでくれるんですよね~!
もうね、この「謎」がむっちゃくちゃ気になるんですよ。
- アデルはどうやってデヴィッドとルイーズの全てを見ているのか?
- ロバートの死にはなにが隠されているのか?
- そして、アデルの目的は?
またこれに加えて、上手いこと不倫や恋愛要素なんかも組み込んでくるところが憎いですよね~!笑
そして、この3つの謎が、衝撃の事実に辿り着くのです。
前代未聞のトリック!
そして、コレですよ。
ミステリー界の常識を覆す、前代未聞のオチが用意されているのです!
これは凄いです。
正直、「そんなんズリーぞ!( ´゚д゚`)」ってなりましたから。←
上記にある3つのミステリーはすべてここで繋がるのですが、これがまたね。
アデルの真実に戦慄が走るオチになってるんですよね~!
読み終わって「怖っ!」ってなります。
よくこんなん思いついたな~。
これは必見ですよ!
まとめ
かなり面白いミステリーサスペンスでした。
ネットフリックスでドラマ化もされているので、小説が苦手な人はそっちで楽しめます。
とにかく、なんでもいいから、この物語とこのオチは凄いから見て!の一言ですね。笑
恐怖とミステリーが上手く合いまったスリラー!って感じの1冊です。
一気読み推薦。おヒマつぶしに、ぜひ。