
絵本チック。
失われたものたちの本
第二次世界大戦下のイギリス。本を愛する12歳のデイヴィッドは、母親を病気で亡くしてしまう。
孤独に苛まれた彼はいつしか本の囁きを聞いたり、不思議な王国の幻を見たりしはじめる。そしてある日、死んだはずの母の声に導かれて、沈床園の壁から、おとぎ話の登場人物や神話の怪物たちが蠢く、美しくも残酷な物語の世界の王国に迷い込んでしまう。
元の世界に戻るため、その国の王が持つ『失われたものたちの本』を探す旅に出るが…。少年の謎に満ちた旅路と、困難を乗り越えて成長する姿を描く異世界冒険譚。
by Amazon
いきなりの泣ける展開なにこれ(´;ω;`)
— 大津きよとら (@derakouta) April 4, 2021
「ザ・絵本の世界の冒険ファンタジー!」って感じ
— 大津きよとら (@derakouta) April 5, 2021
しかもなかなかダーク
— 大津きよとら (@derakouta) April 5, 2021
“爪を立て、噛みつき、引き裂き、血肉を飛び散らせ、彼女を八つ裂きにしはじめたのです。デイヴィッドはそのおぞましい光景から顔を背けると、森の中に逃げ込んでいきました”
この文体だから余計に怖いんだよな
— 大津きよとら (@derakouta) April 5, 2021
最後の展開は良いな〜
— 大津きよとら (@derakouta) April 6, 2021
最後に数ページ収録されてる「シンデレラ(Aバージョン)」も、なかなかのダーク具合でおもしろいw
— 大津きよとら (@derakouta) April 6, 2021
実はこの「失われたものたちの本」自体は2015年に出版されてるんですね。
最近新しく出版されたものには、最後に「シンデレラ(Aバージョン)」が収録されております。
これがおもしろい。
本編は「少年のダークな絵本の冒険ファンタジー」って感じですね。
こちらは長篇となっております。
なので、本編を読んだことある人は特別買う必要もなさげ。←
「シンデレラ(Aバージョン)」は数ページなので、立ち読みで十分楽しめるレベル。
「シンデレラ」って、いろんなバージョンがあるじゃないですか。
ダークなものがほとんどで、大概はバッドエンドで、まあまあ残虐。
本書の「シンデレラ(Aバージョン)」は、これまた他のと違った作風のダークさでおもしろかったですね~!
そして、最後に思ったことをひとこと。
宮崎駿監督、病んでない?( ´゚д゚`)(
おヒマつぶしに、ぜひ。