
正確には、「二度読み」な。(めんどくさい
いまのはなんだ?地獄かな
家庭には無縁と思い込んでいた小説家の愛葉條司の考えは、娘・愛の誕生で一変する。妻の志帆と共に成長を愛しく見守る日々の中、己を必要とする存在があることを知ったのだ。
だが、愛が間もなく三歳になるころ、異変は突如降りかかる。その引き金は志帆の抱える深い闇だった…。親と子、妻と夫、男と女。流れていく生の中で逃れえぬ関係を鮮烈に描く衝撃の長編。
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相変わらず物凄い文才。
どことなく暗くて冷たい雰囲気が良い!— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) June 2, 2021
“合法的な麻薬中毒的精神状態のなかでは経済がもっとも始末が悪い。ヘロイン並みだ。金儲けには貨幣その他、諸々が幻想で成り立っているということを忘却させてしまう高揚感陶酔感があるのだ”
すげえわかるこれ。
これがとっととマネーの執着から脱却するべき理由。— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) June 2, 2021
またこの中盤あたりから流れる不穏な空気ね
「なんだかんだで幸せな家庭」って前フリが強烈に効いておる
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) June 2, 2021
ラストの衝撃に目が覚めた
そんなのアリか…(; ・`д・´)これまたとんでもない物語をつくったものだ
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) June 2, 2021
いや~、凄いですね。
まさかのラストにしばらく唖然としてしまいましたよ。
雰囲気は暗め、独特の「ザ・文学!」的な文体は健在。
世界観にどっぷり浸からせてくれます。
ただ、衝撃的なラストに行くまでに退屈するかも。
スパイスと捉えるか前フリと捉えるかで変わって来ますが、娘との思い出描写が長め。
「いや、もういいわ( ´゚д゚`)」ってなるくらい。
まあ、そこらへんは斜め読みでも全然問題ないですけどね。
長編とありますが、そこまで長さを感じないのも良いですね。
隙間時間にちょいちょい読んでも楽しめると思われます。
いやしかし、この作家さん特有のダークさはクセになりますね。笑
おもしろかったです。おヒマつぶしに、ぜひ。