
まじりっけなし。
骸の爪
ホラー作家の道尾は、取材のために滋賀県山中にある仏像の工房・瑞祥房を訪ねる。彼がその夜見たものは、口を開けて笑う千手観音と、闇の中で血を流す仏像。しかも翌日には仏師が一人消えていた。道尾は、霊現象探求家の真備、真備の助手・凛の三人で、瑞祥房を再訪し、その謎を探る。工房の誰もが口を閉ざす、二十年前の事件とはいったい。
―あらすじより
普通に不気味なホラー
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) June 5, 2021
ゆるい雰囲気があるのも良いな
不気味なだけだと、くどくなるし
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) June 5, 2021
王道のホラーミステリー
「ここで昔なにがあったのか?」的な
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) June 6, 2021
殺人トリックが良く出来ておる
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) June 6, 2021
意外と壮絶な物語だった
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) June 6, 2021
純粋に殺人ミステリーが楽しみたいんだ!
って人におすすめな1冊ですね。
余計なことは一切ない!ってところがポイントかなと。
私はどこか物語になにか1つスパイスが欲しいタイプなのですが、それでも世界観に飲み込まれたのは、純粋に「謎が魅力的だったから」ですね~。
- 深夜に怪奇現象が起きる仏像
- どこからともなく聞こえる「マリ…」の声
- 何かを隠している工房の人たち
これだけでもめっちゃ気になるじゃないですか。笑
めっちゃ怖いし。←
そしてこの謎が明かされる時!
なんとも悲しい過去と、それぞれの想いと、上手く仕込まれたトリックがあったのです!
なんて純粋なミステリー!(´∀`*)
まあ、のめり込んだ理由は他にも、単純に仏教が好きってのもありますね。
そのへんの話もあったりしておもしろいです。
そこまで長編でもないので、ちょこちょこ読みでも一気読みでも楽しめるのも良いですね。
おもしろかったです。おヒマつぶしに、ぜひ。