さくっと「小説・ノベルズ」

これはヤラれた!意外な展開がおもしろい小説セレクション!

投稿日:2021年6月13日 更新日:

 

随時更新中。

 

爽快で痛快

年間400冊くらい本や漫画を読み漁ってるおじさんです。こんにちは。

いろんなジャンルの作品を読んでますが、やっぱり物語のおもしろさはなんと言ってもΣ(゚Д゚;エーッ!って展開ですよね!

予想だにしない展開にワクワクドキドキが止まらない!

 

ということで、今回は意外な展開で読者を気持ちよく裏切ってくれる良作を紹介しようと思いますよ!

 

TENGU/柴田哲孝

中央通信の道平記者は26年前に群馬の寒村を襲った連続殺人事件の捜査資料と対面し、再び動き出す。
凄惨きわまりない他殺体の写真と唯一の物証である犯人の体毛。
当時なかったDNA鑑定を行なうと意外な事実が……。
天狗伝説の真相とは!?

これを読んだのは数年前なのに、未だにストーリーを1から思い出せるほどのインパクトがあるミステリー。

この物語はおそらく、一生覚えていることでしょう。(

胸を締め付けられるような恋愛描写があり、その裏に壮絶なトリックが仕込まれているという、なんとも完成度の高い作品。

 

謎に満ちた連続殺人も、すべてが明かされる後半から切なさやらワクワクやらで感情が大忙しです。

 

リアリティとファンタジーの距離感は、これぐらいがちょうどいいのかもしれない。

殺人犯の正体にΣ(゚Д゚;エーッ!ってなって、最後は泣けるようなほっこりするような、絶妙な気分を味わえます。

 

今まで出会ったミステリーの中でも、間違いなくベスト3に入る良作。

 

闇に香る嘘/下村敦史

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないか――。全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。

普通のミステリー小説と違うのは、「目が見えない」という状況がなんともスリリングなところ。

目が見えないので、誰がウソをついてるのかわからないという要素がかなり濃くなるんですよね~。

誰もかれもが疑わしい。人間不信になりますよこんなの。(

 

そして、そんなスリリングな展開のあと、最後はしっかり伏線を回収しながらドキドキさせてくれるのがこの作品の素晴らしいところ。

「兄の偽物疑惑」を皮切りに、衝撃の事実が次々と畳みかけてくるなんとも気持ちの良い1冊。

 

ウツボカズラの甘い息/柚月裕子

 家事と育児に追われ、かつての美貌を失った高村文絵。彼女はある日、出掛けた先で見覚えのない美女に声をかけられる。大きなサングラスをかけたその女は『加奈子』と名乗り、文絵と同じ中学で同級生だというのだ。そして文絵に、あるビジネス話を持ちかけるが―。この再会は偶然なのか、仕組まれた罠か!?鎌倉で起きた殺人事件を捜査する神奈川県警捜査一課の刑事・秦圭介と鎌倉署の美人刑事・中川菜月。聞き込みで、サングラスをかけた女が現場を頻繁に出入りしていたという情報が入る…。事件の鍵を握る、サングラスをかけた謎の女とは!?

柚月裕子さんの作品はいろいろと読み漁ってますが、正直これが面白すぎて他の作品が霞んでしまうほど。 ←

物語の始まりはなんとなく「ありがちな詐欺師と警察の追いかけっこっぽいな~」という雰囲気ですが、最後の最後に待つオチ(というか裏設定)に鳥肌が立った一品。

まじかよ…( ´゚д゚`)ってなります。

 

「意外な展開をする物語」にハマったきっかけとなった、思い出深き1冊。笑

 

殉狂者/馳星周

 1971年、日本赤軍メンバー吉岡良輝は武装訓練を受けるためにバスクに降りたった。過激派組織〈バスク祖国と自由〉の切り札となった吉岡は首相暗殺テロに身を投じる――。

「組織のスパイを炙り出す」という、バイオレンス色が強めの1冊。

「父と息子」、「30年前と現在」の2つの視点から「父を殺した真犯人」を追っていくのですが、これまた犯人を追い詰めるスピード感がえげつない!

 

徐々に謎が解かれながら、途中途中でも意外な展開の連続がストーリーにどんどん引き込んでくれるので、飽きが来なくて良いですね。

最後の最後は、オチの衝撃を上回るほど愛に溢れた感動的なラストに涙するとこでした。泣いてはいないけど

 

時間を忘れてのめり込んだ良作です。

 

かがみの孤城/辻村深月

 

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

わりかしポップ。

なんとなく中高生が好きそうな「現代×ファンタジー」ものだな~と読んでたらラストに用意された「まさか!」の連続に鳥肌が立った1冊。

すみません。ナメてました。これ凄いです。

 

それもさることながら、現代社会における人間関係や学校でのいじめなども繊細に描かれてて、中でも「いじめのターゲットにされた少女」の心境が本当にリアルです。

中高生くらいの子供を持ってる親御さんにもぜひおすすめしたい1冊ですね。

 

彼女たちの犯罪/横関大

 

海であがった女性の死体。事件の影には、
彼女と彼女と嘘と罠。

医者の妻で義理の両親と同居する神野由香里。夫の浮気と、不妊に悩んでいたが、ある日失踪、海で遺体として発見される。自殺なのか、他殺なのか。原因は浮気なのか、犯人は夫なのか。一方、結婚願望の強い日村繭美は、”どうしても会いたくなかった男“に再会。しかし繭美は、その男と付き合い始めることになりーー。

ヤバイです。(語彙力

何がヤバイって、まったく想像もしてなかった展開畳みかけて来る真相の数々

「すげえなまじで( ´゚д゚`)」と思わず声に出してしまった作品です。

 

世間でも言われている「女性の恐ろしさ」を全面に出した、殺人事件を追うミステリーといった感じですね。

女遊びもほどほどにn

 

冬雷/遠田潤子

 

大阪で鷹匠として働く夏目代助。ある日彼の元に訃報が届く。12年前に行方不明になった幼い義弟・翔一郎が、遺体で発見されたと。孤児だった代助は、日本海沿いの魚ノ宮町の名家・千田家の跡継ぎとして引き取られた。初めての家族や、千田家と共に町を守る鷹櫛神社の巫女・真琴という恋人ができ、幸せに暮らしていた。しかし義弟の失踪が原因で、家族に拒絶され、真琴と引き裂かれ、町を出て行くことになったのだ。葬儀に出ようと故郷に戻った代助は、町の人々の冷たい仕打ちに耐えながら、事件の真相を探るが……。

「意外な展開」と言えば、この方でしょう。

遠田潤子さんの作品は全部読んでますが、もれなく全部おもしろい!

中でも、この「冬雷」は特におすすめ。

 

とにかく、なんとも言えない気持ちにさせる人間描写が上手いんですよね。

人間の内面をえぐるのが上手いと言うか。

ドロッドロと言うか。(

 

なので、常時「どうなるんだこれ…(; ・`д・´)」と楽しめるのがポイント高いのです。

 

本作も激情の人間模様意外な展開の連続ですが、それでも、最後はどこかほっこりさせてくれるのも、遠田作品の良いところ。

発表されてる作品は本当に全部おもしろいので全部紹介したいくらいですが()、激選した1冊を。

 

羊は安らかに草を食み/宇佐美まこと

認知症を患い、日ごと記憶が失われゆく老女には、それでも消せない “秘密の絆” があった――
八十六年の人生を遡る最後の旅が、図らずも浮かび上がらせる壮絶な真実!

仲の良いおばあちゃん3人組の小旅行なお話ですが、これまたとんでもない展開をしていきます。

「壮絶な真実!」とありますが、これガチです。()

これも、予想を超える展開の連続でおもしろかったですね~!

 

実は宇佐美まことさんの作品を読んだのが今作が初めてで、「よし!他の作品も読んでみよう!」と思って買い漁ったらまさかのホラーが得意な作家さんだったってゆーね。

これまた意外な展開。←

今作はホラーどころか、まったくもって真逆のリアリティ溢れる物語ですけども。

 

宇佐美まことさんの作品も、どれを漁ってもハズレがないのでおすすめですね。

 

白椿はなぜ散った/岸田るり子

 

幼稚園で出会った美少女・万里枝に心を奪われ、二人は永遠の絆で結ばれていると確信する望川貴。小中高と同じ学校で過ごし、大学でも同じ創作サークルへ入会するが、そこで出会った大財閥の御曹司が万里枝に急接近する。貴は二人の仲を裂くべく一計を案じ、驚くほどの美貌を誇る異父兄・木村晴彦に、万里枝を誘惑するよう依頼した。それは悲劇の始まりだった。

Σ(゚Д゚;エーッ!ってなった1冊。

そんなのアリか。

 

あらすじを見て解るとおり、もはやドロドロする気配しかない。

 

そしてもちろん、物語内では恋愛モノのドロッドロな人間劇が繰り広げられる

 

のですが!

 

私が特筆したいのは、「オチ」なんですよね~!

そんなのアリか。ってね。

絶対あなたもそう言うはず。←

 

岸田るり子さんの作品はほとんどそんな感じなので()、こちらも全作おすすめです。

 

ということで

まだまだあるので、時間がある時に追記していきたいと思いますよ!

 

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執筆者:

setsegre

読書ノートです。ミステリー・暗黒小説・ビジネス・経済・歴史・ライフハック・生態系の話が好きです。時々雑記。