
これはハイクオリティ。
熟れた月
癌で余命半年と宣告されたヤミ金業のマキ子。落ちぶれた取り立て屋の乾。陸上部のエース阿久津先輩に憧れる高校生の結。生まれてから車椅子の生活しか知らない身体不自由な博。つながる運命と運命。注目の作家が描く、驚きと感動の書下ろし長編ミステリー。
-あらすじより
これまた、なかなかのドロドロが期待できる面白い設定w
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 5, 2021
いつにも増して、一風変わった展開
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 5, 2021
まったく予想もしなかったところに物語が繋がってくる
これは鳥肌w
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 5, 2021
それでも、どこかほっこりさせてくれるんだよな
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 5, 2021
いやもうこの作家さんは間違いないですね。
今作も一気読み必至なミステリーでございました!
しかしこれ、本当に良く出来た作品ですね~!
人と人、そして運命が繋がっていくという、いわゆる「因果」がテーマになってるのですが、これが凄い。
とんでもないところからいきなり繋がって来るもんだから、読んでるこっちもびっくり。
Σ(゚Д゚;エーッ!が止まらない1冊でした。
そこからまた「あれ?この人もしかしてここと繋がって来る…?」みたいな想像しながら読んじゃうんですよね。
ところがまたニクイことに、「ひっかけ」みたいなものまで用意されてて、鮮やかに読者を翻弄してくれます。笑
これがまた、最後まで楽しませてくれるんですよね~!
いやはや、これぞエンターテイメントですよ。
今作がいつもと違って、「どこかほっこりさせてくれる」ってところも良いですね。
ただの悲惨で冷酷な物語ってだけじゃなく、ところどころで「良いなあ」と思わせてくれる描写があったのが印象的でした。
素晴らしいエンターテイメントな作品です。胸を張って推せます。
おヒマつぶしに、ぜひ。