
とてつもない発想。
風神雷神
20××年秋、京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、マカオ博物館の学芸員、レイモンド・ウォンと名乗る男が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてその中に記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。
-あらすじより
“風神雷神は赤鬼青鬼なのに、なぜ俵屋宗達の風神雷神図屏風は白鬼青鬼なのか?”
こんなミステリーを求めてた!
今まで気にも留めたことないけども←
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 28, 2021
時代小説っぽいところも良い
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 29, 2021
宗達、ついに海外へ!
サクセスストーリーの描写が相変わらず胸を熱くさせてくれますね〜!
もちろん宗達が海外へ行ったという記録はどこにもないものの、謎多きアーティストだからこそ出来る物語ですね
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 29, 2021
これは、
歴史小説10%
冒険小説90%
くらいの気持ちで楽しむ作品ほぼ、フィクションですから笑
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 29, 2021
ロマンがあって良いな
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 29, 2021
もはやここまで来ると何でもアリだから()、物語がどうなるのかがめちゃくちゃ気になる
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 29, 2021
そして相変わらず、物語の締め方が上手い
— 高橋幸太 (@ICehkceyBbmZHoI) August 29, 2021
なんとも夢のある物語です。
風神雷神図屛風で有名な画家「俵屋宗達」がもし、織田信長に命じられてヨーロッパに行っていたら…?というお話ですね。
なのでもちろん、フィクションです。
各レビューを見てると、この作品は本当に賛否両論。
ガチなアートファンのウケはいまいちなもよう。笑
でも、私は全然アリだと思うんですよねえ。
なんなら、海外に行ったという記録がないだけで、実際に行ったかもしれないわけですから。
歴史は実際に目にするまで、「絶対」はないのです。
ということで、単純に「歴史の青春冒険小説」って感じで楽しめばオッケーかなと。
俵屋宗達とカラヴァッジョが友人になるなんて、まさに夢のある物語じゃないですか!
本書にあるエピソードも、ガチなやつとフィクションが混ざってるので、あんまり真に受けて誰かに披露しないように。←
おもしろかったです。おヒマつぶしに、ぜひ。