
さくっと。
躾けられたい
女子大生の琴音は、学業の合間に出来るバイトを探していた。苦労の末に見つけたのは、青年実業家・白石周平の秘書。それまで化粧気もなく、恋愛経験もなかった琴音は、周平の悪戯っ子のような笑みに惹かれ、「特別な関係」に堕ちていく。そして、ある夜誘われたホテルの一室で彼女を待ち受けていたのは、目眩い快楽の世界だった。周平は琴音が隠し持っていた「もうひとりの淫乱なわたし」を暴き、犯し、解放していく。激しい欲望と純粋な愛情に溢れる、痛く切ないBDSM(主従関係)ラブストーリー。
-あらすじより
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とっても勉強になる1冊です。
大事なことなので大きめの字で書いておきました。(
まあ、内容はタイトルやあらすじそのまんまで、なんならラブストーリーというよりも官能小説ですが、やはりそこは大石圭さん。
心理描写がすこぶる上手いです。
ただのエロ小説で終わらせません。
その心理描写がこれまた巧みなので、「SとMの関係性」みたいなのが色濃く浮き彫りになってて非常におもしろいんですよね~!
私は今までただ単に「肉体的な支配」がSMの本質だと思ってましたから。
むしろ、SMはこういう「精神的な支配」がメインなんですね。
まあ、もちろんフィクションなので鵜呑みにしない方がいいですが()、脳科学とか勉強してると意外と的を得てるなと思うんですよね。
女性は結構、支配されたいと思ってる方が多いみたいですから。
そんなことが勉強になる1冊ですね。笑
ストーリーとしても、最後にまさかの仕掛けがあってちょっと切なくなってしまう、そんなラブストーリーが楽しめます。
おヒマつぶしに、ぜひ。