
ジェントルメン。
ベルリンに堕ちる闇
1939年、ベルリン。自らの信条によってナチス・ドイツへの入党を拒否している元レーシングドライバーの警部補ホルスト・シェンケは、元女優である党幹部の妻が殺された事件の捜査を命じられる。どの派閥にも属さない彼は、一歩間違えれば党内の勢力図を変えかねないこの事件を調査するのに適任だった。だが、捜査を進めていくうちに、もう一つの事件が起こり…。第二次世界大戦下のベルリンを描き出した歴史ミステリ。
-あらすじより
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登場人物たちがジェントルメンでかっこいい1冊です。
やはり、こんな紳士同志の気取ったやりとりは惹かれるものがありますね!
しかも、いやらしさもなく、実に上品でセンスのある表現力のオンパレードです。
あとは、普通の警察小説です。←
当時のドイツの時代背景で、クリスマス時期に起きた連続殺人事件を追うのですが、終盤辺りまでそんなに面白いことも起きません。
しかし、終盤からめっちゃ急展開でハラハラします!
ということで、問題はこのハラハラする終盤まで辿り着けるかどうか、ってところですね。
それには、ドイツの歴史に興味があるか、この紳士同志のやり取りがおもしろいと思えるかどうかです。
ミステリーを読みまくってる人にはかなり低刺激なので、わりかし初心者向けかもしれないですね。
おもしろかったです。おヒマつぶしに、ぜひ。