
度肝を抜かれますた。
NEVER
中央アフリカに位置するチャド共和国。タマラはその首都ンジャメナに駐在するCIA工作員だ。
彼女はテロリストの隠れ家とドラッグの密輸ルートを潜入捜査中の同僚
アブドゥルの後方支援を担当している。アブドゥルが砂漠に隠された敵宿営地の発見に成功、急襲作戦の勝利に沸き立ったのも
つかの間、タマラは国境にかかる橋で起きた小規模な武力衝突に巻き込まれる。だがそれは、チャド・スーダンの背後にいるアメリカ・中国をも巻き込み世界を揺るがすことになる争いの端緒に過ぎなかった……。
-あらすじより
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いや~、これはおもしろい!
あんまり軍事関係の小説で「当たり」って見ないのですが、これは素晴らしい作品ですね。
見どころはなんと言っても、そのリアリティの高さ。
まさに現代に起こりうる、あらゆる国際的トラブルを集結させました!みたいな。
「中国vsアメリカ」のみならず、北朝鮮からイスラム国などなど、世界中が巻き込まれていく戦争にだんだん人事じゃなくなってくるような、謎の現実味にむちゃくちゃハラハラしますね~!
それもそうですが、一番ハラハラしたのはイスラムにスパイ侵入してるCIA工作員の視点。
一歩間違えれば命取りの国での諜報活動はスリル満点です。
キアを助けに行くところなんてもう手汗が止まらない。←
上・中・下巻となかなかのロングランですが、ずーっとハラハラさせてくれるのもグッド。
3人の主人公それぞれに起こるトラブルやロマンスなんかの展開もおもしろい!
まあ、もちろんフィクションですが()、わりとリアルに描かれてるので、世界情勢について勉強になるのも良いですね。
一気読み推薦。
おヒマつぶしに、ぜひ。