
すばらしい!
人を殺す、という仕事
僕のもとにある日届き始めた一通の手紙。そこに書かれた指示に従うことで、僕の人生は驚くほど順調だった。手紙のお陰で、今後も幸福な人生が続くと信じていた。それが「殺人」を命じるまでは。従わなかった結果―母が死んだ。次は妻や娘たちの番だというのだ。あどけない少女、臨月の妊婦…僕は次次と手を血に染めていく。邪悪で美しい、傑作「暗黒小説」。
-あらすじより
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最近、大石圭さんの作品にハマってるわけですが、これまたえげつない物語でございました。
- 謎の人物から「○○を殺せ」という手紙が来る
- 無視すると、愛する娘たちが殺される
- なんの罪もない人達を殺し続ける主人公に待ち受けるものは…!?
という、主人公の葛藤と罪悪感などの心情に心を揺さぶられる作品です。
またこれ文章力がわかりやすくてリズミカルなもんだから、思わず感情移入してしまうんですよね~!
「うわもう、どうしよう(´・ω・`)」ってなりながら読んでました。(
それにともなって、展開がとにかくおもしろいので最後まで一気読みできるのですが、最後の最後に強烈なミッションが送られてくるのも見どころ。
「えー絶対無理やん」って思わずつぶやいてしまうほど無理難題な指令なので()、なかなかのハラハラ感です。
そしてこれだけ盛大に物語を振っておいて、指令を送り続けて来る「C」の正体がついに明らかになるわけですが!
なんやねん( ´゚д゚`)って感じです!←
これは久しぶりに面白い作品に出会いました。
おヒマつぶしに、ぜひ。