
このメッセージに共感する人多そう。笑
誰かがこの町で
人もうらやむ瀟洒な住宅街。その裏側は、忖度と同調圧力が渦巻いていた。
やがて誰も理由を知らない村八分が行われ、誰も指示していない犯罪が起きる。
外界から隔絶された町で、19年前に何が起きたのか。
いま日本中のあらゆる町で起きているかもしれない惨劇の根源を追うサスペンス!-あらすじより
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日本人なら、この手の同調圧力は何度か経験してそうですね。笑
非常に「日本人あるある」なサスペンスです。
「周りの空気に合わせる」というより、「周りの空気に逆らえない」と言った方が正しいかもしれない。
思ってても、周りの空気的に言えない…ってこと、結構ありますから。
そんな日本の文化が生んでしまった、隠蔽された悲しい殺人事件を「現在」と「過去」の視点から追っていく推理ものです。
読みやすいし展開も上手いので安定の一気読みでしたが、やはりこの独特の不気味な雰囲気は良いですね~!
町の住民がこぞってなにかを隠している。その空気がなんとも不穏で、ついつい続きが気になってしまうのです。
犯人には特に驚きはありませんでしたが()、この作品のメインはそもそも「犯人捜し」にないですね。
どちらかと言えば「同調圧力って良くないよね」というメッセージにも思えてくる「社会派な作品!」って感じです。
まあ、「ぼっち最強」ってことですよ。(
おヒマつぶしに、ぜひ。