
パラレルワールド!(粗品風
帰去来
警視庁捜査一課の“お荷物”刑事・志麻由子は、張り込み中に首を絞められる。「もうだめだ」と思って気絶し、次に目覚めた時、「光和27年アジア連邦・日本共和国・東京市」にタイムスリップしていた。由子は東京市警察のエリート警視で、たった一人の部下は、元の世界で分かれたはずの恋人だった。
由子はエリート警視になりすまし、この世界で継続中だった捜査に着手するしかなかった。一方で、由子は自分がどうしてタイムスリップしたのか、そして元の世界に戻る方法に気づくのだが――。
-あらすじより
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「もう警察小説はお腹いっぱい!」
「警察小説なんて、どれも同じでしょう?」
そう思ってる時期が僕にもありました。(CMか
ということで今回、手に取ってみたのはこの1冊。
女性刑事がパラレルワールドにワープしてしまう、というお話です。
この大沢在昌さんて、本屋で名前をよく見るくらい作品を多く出してるのですが、それで逆に今まで手にしなかったんですよね。
「結構なハイペースで物語を世に出してる」って、なんか内容が薄そうなイメージあるじゃないですか。←
それに、警察小説が多いし。
もう、読み飽きてる部分があったんですよね。
そんな時に目に留まったのがコレ。
パラレルワールドなんて、なかなか興味をそそる設定やん!
それで読み始めて見たら、まあ面白い!
しかも、長年警察小説を書き続けているだけあって、犯罪描写も超リアル。
無駄が一切なく、スッとイメージが入って来て、超視覚的!
やはり王道に飽きたら、こんなトリッキーな物語が調子いいみたいですね。笑
一気読み推薦!
おヒマつぶしに、ぜひ。